- イロメ (ディアプラスコミックス)/草間 さかえ
¥580 Amazon.co.jp
喰って嫌いだったハズのモノが、ある瞬間から好きに変化したのを体感しました
こんにちわ☆ニコです。
草間さかえさんのご本は、3冊持っていましたが
あまりワタシのお好みではありませんでした。
今後はもう買わねえな。 って、本気で思っていたのに
ランキングに入っているから。
ワタシ、ムダに完璧主義だから。
じゃあ、読んでみっか。 つって。
結構、投げやり気味に。
不承不承、やっつけ仕事的に。
一連の流れとして仕方なく。
いったい、ワタシはナニにこんなに縛られているのか? と、呆れ気味に。
この世の中に、ワタシに強制的に何かをさせるコトが出来るのは
ワタシ以外にはいないんじゃあねえのか? と、遠くを見て現実逃避をしてみたりしながらも
読んでみたらば、、、
こっれ、ちょお、面白い! っての!!
、、、。
もう、何も言うまい。
草間さかえさんの世間的評価から鑑みれば
この感想は、絶対的に、正しい。
【このBLがやばい!を制覇する!】
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BLマンガ部門 第8位
『イロメ』 草間さかえ (ニコ評価 : ★★★★★)
《内容紹介。》
そっけない銀縁眼鏡のむこうから、野田先生(受け)は俺(攻め)に信号を送る。
ここ、テストにでるぞ。 ここ、覚えとけよ。――でも、先生、ほんとに送りたい信号はそれなの?
先生と生徒、先生と卒業生、先輩と後輩、幼馴染の同級生。
校舎の中で生まれ、育ってゆくいろいろなイロコイを描いた
書き下ろし満載の草間さかえ傑作読みきり連作!
《感想を徒然っと、だだだっと、羅列って。》
読み終わってまず感じたのは 1冊の本としての完成度が、すごく高い。 ってコト。
BLマンガは短編集が多いけれど、短編集だろうとナンだろうと
1冊の本としての完成度ってのは、ものすごく、気になる。
それは、ミュージシャンのアルバムと同列に考えられるんじゃあないかとも。
でも、現実には、1冊の本として見た場合、完成度が低い本が結構あるような気がする。
ソコには、流れがあって欲しい。
一連の流れが。
たとえまったく違う条件の作品が集まっていたとしても
ただ詰め込むのではなくて、1冊としての意義と萌えを。
この本は、短編集だけれども読みきりの連作なので
そお言った意味ではまとまりつきやすいのかもしれないけれども
それにしたって、よく出来ていると思う。
今回は裏表紙の内容紹介を読まないまっさらな状態で読んでいたので
読み終わってから、連作だってコトに気がついて、読み返してみて
そして、うなった。
本当に、良く出来ている。
どのハナシも良いが、幼馴染の同級生の恋のハナシ 『うらはら』 ・ 『あつくてつめたい』 と
生徒と先生の 『カオス』 が特に好き。
連作として、『うらはら』 と 『あつくてつめたい』 ってのは
ものすごく秀逸なタイトルだと思わねえ?
童貞攻め×非童貞誘い受け のこの2人は
続きがすごい読みたくなる。
きっと、この後、受けは絶対に、幸せになる。 って
余韻をすごく感じさせる、シアワセなおハナシ。
『カオス』 は。
“男同士の恋の難しさや苦悩。” を、そうとは明言せずに
コチラ側に感じさせ、切なくさせて、キュンとさせる。
一番、萌えたおハナシかも。
そんなこんなでいままで、草間さかえさんは、ワタシには合わねえ! と本気で思っていたけれど
そうでもないかもしんないね。
持っている本、全部、読み返してみようっと。
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