天国のマーガレットです
秋も深まってきて、美味しいものがたくさん出て来たね。
わたしにとって秋は、
元気なときは「食欲の秋」だったんだけど、
高齢犬になってからは季節の変わり目ということもあって、
急に体調を崩す時期でもあったよ。
さて、今回は「高齢犬の食欲不振」について。
高齢犬になると徐々にだったり、急にだったり
いろんな形で食欲がなくなることがあるよね。
原因も老衰による内蔵の機能低下や外科的な痛み、
お口の中のデキモノや歯や歯茎の病気などなど。
(わたしの場合は前庭疾患という目眩が原因でした)
わたしのパパとママは急に食欲が無くなったわたしに
どうしたらよいのかわからなくてアタフタしてたよ
いろいろ試してみて、こんなことをやっていたよ。
まず、お水を飲まなくなったら「シリンジ」や「水さし」を用意してね。
(これはお口の横から入れてお水を飲ませるよ。飲まないときはお口を湿られたりするだけでもいいよ。)
*このタイプは患部を洗ったり、身体の汚れた部分を洗ったりにも便利だよ。
シリンジも同じ様に横っちょから飲ませてね!
もし、ヤギミルクとか好きだったら、同じ様にして飲ませてね。
つぎに、ご飯を自分で食べなくなってしまった場合は、
手やスプーンで食べさせてあげてね。
「スプーン」は人間の介護用のが柔らかくて使い易いよ~。
老犬用の取っての付いた食器も便利です!
「かぼちゃ」が大好きだったわたしは、
よく「かぼちゃとひき肉のあんかけ」を作ってもらっていたよ。
(「かぼちゃ」は肝臓にもいいそうです。)
(こっちはタマネギなしの手作りハンバーグを食べてるよ)
そして、もう固形物を食べれなくなったときは
すぐに流動食に移行してね!!
流動食はミキサーを使って、
これまで食べていたドッグフードをお湯でやわらくしたのを撹拌したり、
もし、下痢が続く様だったら、
介護食用の高カロリーで消化がよいの缶詰のフードがあるので
それにお湯を入れてドロドロになるまでミキサーで撹拌してあげてね。
それをシリンジに詰めてお口の横っちょからゆっくり食べさせてね。
くれぐれも「ゆっくり」「少しずつ」ね。
(気管に入るとゲホゲホしちゃうし、肺の病気になっちゃうよ)
栄養補助食品を試してみるのもよいかもね。(下痢しないか注意しながら試してみてね!)
「シリンジ」を使うときの注意点は、
●フードが出口に詰まらずに滑らかに通るようになるまで撹拌する。
●自分の手の大きさにあったものを選ぶ。
●中の押し出す棒の動きがよくほどよく滑らかなものを選ぶ。
●飲んだり食べさせるときはたくさんこぼすこともあるので、タオルやマットを多めに用意する。
●使い終わった後はよく洗う。
そうそう、固形物が食べれない子はお薬も飲込めなくなるので、
そんなときはお薬を砕く「薬鉢」を用意してね。
これで粉々にして流動食と一緒に流し込んでね。
高齢犬がもし急に食欲がなったときは
飼い主さんが「少し様子をみて~、、、、」なんて思っていると
本当にあっと言う間に弱っていってしまうので、
ぜひ早め早めの対策を立てていってね。
ちなみにわたしは「余命あと一週間」と言われながら、
2ヶ月間流動食と点滴でがんばって回復してまたご飯が食べれる様になって、
そこから半年間幸せな犬生を生き抜いたよ。
高齢犬のみんな、介護しているご家族のみんながんばってね。
最後に、食べれなくなったわんこはとにかく一日分のカロリーを摂取するのが大変だから、高カロリーで消化がいいものを食べさせてあげてね。
例えば、
●茹でたかぼちゃ(さつまいも)&やぎミルク
●ブドウ糖&やぎミルク
●こしあんこ&やぎミルク などなど。
(甘いと食欲も沸いて来るかも)
(人間は超高齢者は味覚もだんだん無くなってくるそうで、
ご飯にコンデンスミルクとかかけて食べさせたりすることもあるそうです。)