アソコをムクムクさせたい。
最近のスパムメールであるが、セフレの出会い系に加えて
バイアグラの販売も多い。だからと言うわけではないが、
関連する話題で。
「企画書は1行」
という本の中で、サントリーの
健康食品「マカ」のヒットが取り上げられていた。
そのきっかけとなったのが、スポーツ新聞の記事。
その時の記事の見出しがこれ。
サントリーで愚息ムクムク、硬化バツグン
ワッハッハと笑っている場合ではない。この記事が
出た途端に、電話回線がパンクするほど問合わせが殺到。
ムクムクどころか、一気にバクハツしたのである。
その辺りのエピソードは、「窓際OL トホホな朝ウフフの夜」
に詳しく書かれているとか。「マカ」をヒットさせたのは
なんとOLさんなんですね。
掲載された記事の内容が分からないので、
どういう部分が、消費者のインサイトを突いたのか
分からないが、見出しだけで判断するならば、
「サントリーで」というフレーズは大きい。
健康食品というと、どうしても胡散臭く思われがち
だが、誰もが知っている会社の製品であれば、
その信用は高くなるってことだ。
信用力もムクムクってところだろう。
マカというのは、アンデス高地で育つ根菜で、
精力剤によく使われているようです。
そのマカを使ったサプリの商品名なんですが…
★今回のなコピー(のようなネーミング)。
男精ヘルプ
小林製薬の栄養補助食品の商品名。
ワッハッハと笑ってはいけません。名は体を表すと言うが、
名は価値を表している見事なネーミング。
この分かりやすさはどうだろう。しかも男性と男精をかけた
巧みなヒールパスのようなダジャレ。なかなかエロ賢い表現だ。
「いくつになっても男として現役でありたい。」という
コピーよりも、アソコがムクムクなりそうである。
アソコとは、もちろん心のことである。アソコのことではない。
そして、この「男精ヘルプ」もまたサントリーの「マカ」同様、
小林製薬という、れっきとした大手製薬会社の商品なのだ。
それを強調するために「製薬会社の責任と信頼感。」と
いうコピーでフォロー。
大手製薬会社の健康食品なら安心という、消費者に中にあるだろう
根拠なき?思い込みを上手に活かしているのだ。社名の文字もデカイ。
さらにダメ押しをしているのが俳優の三浦友和さんのこの一言。
「私は製薬会社の品質を選びます。」
数あるマカを使った健康食品との差別化を、製薬会社ならではの
信頼性で図りたいのがよく分かる。これもまた広告の戦術である。
それにしても三浦さん、現役引退の危機でも迎えたのであろうか。
奥様の百恵さんから「バカにしないでよ~そっちのせいよ~♪」とか
「私だって、私だって疲れるわ~♪」なんて言われて、男精ヘルプに
ヘルプしてもらい、元気がプレイバックしたのだろうかと
ついくだらん妄想をしてしまったよ。
いやー暑い暑い。猛暑のなか、
ただのエロオヤジになった、lovelycopyなのでした~