美味しい物を食べるということと美味しく食べる、ということは違う | ありがとう 今日も幸せ☆

美味しい物を食べるということと美味しく食べる、ということは違う

時々聞いている
石井裕之さんの音声ファイル「自由ということ」
の中で
(フォレスト出版のサイトで配布)
宗教評論家のひろさちやさんの言葉が
「そのとおりだなぁ」と思っておりました。(^∇^)

それは

「美味しい物を食べるということと
 美味しく食べる、ということは違う」




類似語で
「やりがいのある仕事をする、と
 やりがいをもって仕事をする、は別」







で、せっかくなので、ひろさちやさんの本を
1冊読んでみました。




ありがとう 今日も幸せ☆

「損する生き方のススメ」

その中で
気になったエピソード



ひろさんが
結婚式に招かれたときに、ときどきお話する
ストーリーだそうです。


西シベリアの少数民族ネネツ人に伝わる
ひとつの伝説。

人間が北に向かって歩いて行くとオーロラのカーテンがかかっている。
そのカーテンをくぐって、なお北へ行くと
一本足の人間の国へ着くというんです。

そこではみんな一本しか足がない。
したがって歩けない。
そこで男女がペアになって、
肩を組んで歩くようにした。
そうしたら風より速く走れるようになった。
でも、分かれると一本足に戻ってしまうから
また歩けなくなってしまう、そんな伝説です。

私も二本足、あなたも二本足
完全な人間だと思ってペアになって歩くと
二人三脚になってしまいます。
運動会でやったことがあると思いますが
二人三脚でお互いに足を縛り付けて走ると
「自分ひとりのほうがうまく走れるのに」
と思ったはずです。
相手の足が早過ぎる、遅すぎると不満が。

それではダメなんです。
私も不完全、あなたも不完全。
いいかえれば、一本足の人間がふたり寄り添って
ようやく二本足になれたと考えること。


私たちが小学校以来教わってきたのは
努力して立派な人間になりなさいということでした。
それより、「人間みなアホなんだ」と
教えてほうがいいんです。
お互いに不完全なんだぞ、と。

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ついでに、もうひとつのエピソード


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あるとき、私のところへ親子でやってきた母親が
「先生、うちの子はいうことを聞かないで困るんです」
と、こぼしたことがあった。
だから私は
「お嬢ちゃん、いくつ?」と聞くと
「十歳」
「奥さんはいくつですか?」と聞くと
「先生、失礼ね」というから
「あなたね、相談に来ておいて何をいうんですか」というと
しぶしぶ「三十八です」と。
だから、こういってやったんです
「うそつけ。あなた十歳でしょ」と。

母親はぎょっとしていましたから
こう説明しました。

「あなたはこの子がいるから親になれたんです。
この子が生まれたから親になったわけですから
親としてはこの子と同じ十歳ですよ。
十歳同士、同い年同士で、ケンカするな」
というと、びっくりしていました。

38歳のお母さんは、十歳の子供より
自分は完璧だと思っているわけですね。
しかし、それは幻想なんだと、
ふたりは同じ十歳なんだと。



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ではでは


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