ゆうさんの通っている支援校のこと。

 

高等部まで全員で50人ほどの少人数の学校で、手厚い支援があるという期待が

あったのですが。ちょっと肩透かしな感じです。

 

去年一年間、全てが初めてで、驚きやら、新たな認識が必要な事がいろいろ

ありました。

 

残念なのは、お勉強の類が週に2コマのみ。それも、青赤黄の色分けで

ボールを集める、とか、ボールを指示された文字に当てるとか、みんなでできる

遊びを絡めたもので、単語の文字を覚えるというわけでもない。お話の読み聞かせ

的なのは、今やってるのも、去年と同じ「おおきなかぶ」。話も変えないなんて

…さすがに飽きるんちゃうか(ー ー;)  

 

確かに勉強するには大変な子供達だけど、1人1人の力を見極めて、必要な支援を

したり、伸ばせるとこを伸ばしていく、、のが特別支援学校と期待してたんですが、

アテが外れた。この学校は教育をしない。

 

ゆうさん、ここ2年間でコミュニケーション的な力が伸びてきてて、もっと

そこに力を入れて欲しいところなんだけど。

 

そして、身辺自立のケアも期待が大きかった私たち。身辺自立と言うといろいろ

あるが、特にトイレトレ。これが最重要課題だった。

 

ところが、トイレトレにしても、無理はさせないということ重視で、1日に1回でも

トライしてくれてるのかも不明だった。報告もないのだから。

 

そして、さらに混乱したのが、集団活動を大切にしているという方針。だけど、

内状は、自閉症のきつい子は集団に入れず、ただウロウロさせている。百歩譲って、

教室に入れない子がいるのは仕方ないとしても、集団に参加できてる子は、待たさ

れたり、放ったらかしだったりする。トイレトレなど後まわしなんだろうと想像

する。

 

こういったらなんだけど、集団でみんなで活動できるなら、みんな地元の公立学校

に行ってると思う。みんな、知的、自閉、いろんな問題があるからこそ、公立学校

でできない支援を期待してるのにね。

 

例えば、ゆうさんは感覚過敏があって、製作的なことが苦手。楽器の大きな音も

苦手だったりするが、活動はやらされてる。でも、極論をいうと、苦手なこと

など、無理させることはないというなら、まさしく、ゆうさんには製作的な活動

の無理強いは不要だ。しかも、トイレと違って、生活で絶対必要ではないのだから。

誤解を招かないように言うけど、ゆうさんにはできる範囲で製作活動にも触れて

欲しいと思うし、いつかふっと好きなことに繋がればいいなとは思うので、製作

活動を止めて欲しいと思っているわけではないのだ。

 

遊ぶということを否定はしない。でも、あまりに毎日ゆるすぎる。こんな12年間で、

果たして就労とか耐えられるのかな。先生方は自信をもって自主性のある大人になる

とは言ってるけど、障害児だからってあまりにお粗末な扱いとはいえないかな>_<

 

ある先生は、お勉強しても意味ないとも言っていた。無理やりさせても嫌になって

ダメになる、できる子を見たらできない子が傷つくから、療育でできることを増やす

ということは学校はしない!の一点張り。

 

勉強っていうか、言葉を覚えたり、読めたり、書けたりって、子供の世界を

広げるというか、豊かにできることではないのかな。そういう力をどうやって

伸ばすかは、そこは先生のやり方はそれぞれあるだろうけど。

 

そして、ゆうさん。お勉強は楽ではないけど、嫌がってはいない。ゆっくり、少し

ずつでいいのだ。1日15分とか、負担にならないように。こんな気持ちが、この

学校の先生に伝わらない。聞く気がないようだ。

 

なんか、そんな考え方の先生のせいで、こちらの考えに寄り添ってもらえない

ことで、すごくイラついたし、落ち込んだし、闘うだけで疲れた。そんな考え方の

先生ばかりではないけど、基本的に集団での活動(ほぼ遊びだけ)ばっかりで、

活動自体が幼稚園かそれ以下。これって、学校行く意味ないなって、悶々した

一年でした。