命の強さと弱さ | いつかまた君と会う日のため(自殺・自死遺族ブログ)

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2013年12月、最愛の妻をうつ病による自死で亡くしました。
結婚して1年1ヶ月、あまりにも短すぎました。
体に障害があったけど、懸命に生きていた妻。
妻の事を忘れない為、初めてブログを書きます。

◎初めて当ブログへいらっしゃった方

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皆様、こんにちは。

 

先週末、田舎の親戚の家に行ってきました。

 

90歳のおじいさん(大叔父)が退院したので両親を連れ、様子を見がてら会いに行ってきました。


以前病院でICUで即手術となった時、高齢でもあるので最悪の状況も頭にありました。


病院にお見舞いに行ったときも意識があり話しましたが、点滴と何本ものチューブに繋がれていました。

 

本当に回復するんだろうか?ひょっとしてこのまま、、。

 

そんな心配をよそに、3週間ほど前「退院して家にいる」と連絡がありました。


その時は、流動食みたいなものしか食べられない。


そう言っていたので、柔らかそうな食材を持っていきました。

 


家に着いたら思っていたよりずっと元気そうで、顔の肌つやもとても良い。

 

僕らに会うのを心待ちにしていたそうです。

 


何より、食事も流動食なんてどこ吹く風^^

僕らが持っていった焼肉は食べるし寿司や刺身もモリモリ食べる。

 

退院してから、やたらお腹が空くそうです。

 

回復力が凄いなぁ!

 

夕食に、鹿の生肉(鹿サシ)を頂きましたよ。さばいてすぐ冷凍したので生でもOKらしい。

おろしニンニクと醤油で頂きました。

田舎ならではの食材です^-^

 

 

 

誤嚥(ごえん)にならないよう、ご飯は小さなスプーンで一口ずつ食べ、トマトやきゅうりなど皮のついた野菜は一切口にしない。

 

お茶は、とろみをつける細粒とまぜて誤嚥しないように気を配る。

徹底しています。


この生命力はどこから来るのか!

 

 

しかも退院してから運転免許を更新して、軽トラで近くの店まで買い物に出かけています。

 

免許更新はわずか20分で何の問題もなく終わったらしい

 

 

大叔父の生きていく逞しさというか、命の強さを感じました。

 

ひとつは家系が長命というのもあります。

 

大叔父の両親も、父親が97歳、母親も101歳まで生きました。

 

出来る事は、全て自分でやろうとしている所もあります。

 

 

去年の夏に会った時には、妻と死別した僕に「人生には『もうだめだ』と思うことが3回くらいある」と言葉をかけてくれました。

 

戦前、戦後を生き抜いて来た人だからこそ、とても重みのある言葉だなと思いました。

 

 

僕は今、生きている感覚を取り戻すため、あがきまくっているような感じです。

大叔父に比べたら、かなり弱いなと感じます。

 

大叔父の生に対する力強さ、少しでも参考にしたいと思いました。

 

 

去年の夏ここに来たときには、死別のストレスから鬱状態になっていました。

 

その時近くの清流に行って、一瞬鬱状態から開放された感覚になりました。

 

その後、マインドフルネス瞑想で同じ感覚を味わったり、サプリや運動で回復しました。

 

なので今回も同じ場所まで、歩いていきました。

 

 

 

清流はあの時と同じまま、とても癒されます。

 

近くに流木が流れ着いていました。

 

 

ここに座って、瞑想をしました。

 

目を閉じ、ゆっくりと呼吸します。

 

首や肩、あご周り、目の奥、眉間の力を緩めていきます。

 

五感で感じる感覚のみに集中します。

 

ウグイスの鳴き声、頬に感じる涼しい風、座っている流木の感覚、水の流れる音、、、。

 

早朝で、僕以外の人間は誰もいません。

 

後頭部がじんわりしてきて、自分の意識が空間に広がる感覚になります。

 

この感覚に入り込むと、その間はストレスとは皆無になります。

 

終わった後も、しばらくはとてもスッキリしています。

 

 

30分くらい河原にいたので、戻る事にしました。

 

河原から戻るときには、道幅の狭い竹林の道をくぐっていきます。

 

 

ふと足元をみると、動物の足跡がくっきりと残っています。

 

「誰かが犬の散歩に来たのかな?」

 

そう思いましたが、すぐ違う!と気がつきました。

 

こんな限界集落で、わざわざここに犬の散歩に来ないよな、、。

 

ひょっとして、昨日食卓にあがった鹿の類かな、、、。

 

来たときは、こんな足跡なかったよな。

 

注意深く足跡を見てみると、何か細くて硬いもので竹の根元をえぐった後があります。

 

瞬時に理解しました。

 

近くにイノシシがいる!

 

こんな狭い場所で出くわしたら、ヤツの突進を避けようがない。

 

アニマルアタック!

動物の逆襲にあいますよ^^;

 

何か武器になりそうなものをそれとなく探しましたが、小さな石ころぐらいしかありません。

 

鋭い牙で突かれる前に、足早に竹林の細道をあとにしました。

 

 

帰って大叔父や大叔母に伝えると、そのあたりにはよく出没するそうです。

 

畑仕事をやっている時、出くわした事が何度かあるとの事でした。

家の裏庭を走りぬけていくこともあるそうです。

 

やはり田舎に生きる人達は、人間も動物も力強いです^-^

 

 

つよく生きるヒントは野性にあるのか(笑)

 

 

 

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