「西の魔女が死んだ」
- 梨木 香歩
- 西の魔女が死んだ
この本、前に新歌さんのブログ で紹介されていてずっと読みたかった。
中学に入ってすぐ不登校になってしまった主人公まいが
一ヶ月ほど母方の祖母(西の魔女)と暮らすお話。
ふたりで収穫した野いちごで一緒に作るジャム
母親のお古で作ってくれるスモックやエプロン
シーツを洗って移り香を楽しむためにラベンダーの茂みの上に広げて干すなど
「天然生活」に出てくるような、リネンの手触りとお日様や草木の香りのする毎日。
祖母と交わす言葉や生活のすべてに癒されます。
でもこのお話は素敵だけでは無い
隣人ゲンジさんとのかかわりで、まいの思春期の繊細ゆえの心の激しい乱れがとてもリアル
後にずっと後悔する事になる祖母との別れ方にも影響してしまう。
母方の祖母に「もっと逢いに行けばよかった」と亡くなった後にずっと
後悔していた私の気持ちとだぶってしまい切なくなった。
そしてラスト・・・大泣きでした
不登校になってしまった原因を告白する場面も
群れるのが苦手、派閥争いが嫌いで器用に立ち回れない我が家のヒメと重なって胸がつまった。
高学年の女子はムズカシイ!
昔から女子のグループ行動は常だけど・・・今は昔よりずっと言葉も態度も激しい!
女の子の母は覚悟です。
- hanae*
- 小学生日記
これも必然か・・・
先週読んだhanae*ちゃんの「小学生日記」
「受験まであと100日」の前半いじめのについて書かれているのを読んで
母は胸が苦しくなっておりました。
hanae*ちゃんとまいとヒメのイメージが重なって「西の魔女が死んだ」を読んだ → 号泣
・・・なのでした。
でも
とても哀しかったけど読んだ後にまたすぐ読みたくなった本は久しぶりでしたよ。