10月25日(木)~28日(日) メキシコ・シティ
カンクンからメキシコ・シティ。
バスなら20数時間。
飛行機なら約2時間。
そして値段はほとんど変わらない。
私たちは、事前に航空券をネットで購入。
一人約8,000円のビバ・アエルブス航空。
この航空会社、おもしろい料金システムをとっている。
座席は自由席、購入した航空券の値段によって、乗客はグループ分けされていて、
高額チケットを購入している人から搭乗できる仕組み。
私たちは、安いほうから2番目のチケットだったため、並んで座れるか心配したが、なんとか一緒に座ることができた。
到着したメキシコ・シティは標高2268M。
照りつける太陽と湿気でものすごく暑かったカンクンとは違い、寒い。
そして、重い荷物を背負って歩くだけで息が切れた。
酸素は薄いし、排気ガスで空気は汚いし、
ここを歩いているだけで、体調を崩しそうだ。
メキシコ・シティでも、私たちを待っていてくれる人がいた。
Sくんだ。
彼とは、2011年5月、中国の成都で初めて会った。
その後私たちはチベットを抜けてネパールへ。
Sくんは中央アジアを抜けてヨーロッパを目指した。
そして、2011年12月、スペインで再会。
その後一緒にモロッコ、セネガルを旅した。
2012年の年明けは、Sくんと一緒にサハラ砂漠で迎えた。
旅好きなSくんは、いつでも私たちの相談相手だった。
時にはメールでも、ルートの相談やこれからの国の情報を教えてもらった。
久しぶりの再会、久しぶりの大都市。
浮かれに浮かれた私たちが向かったのは、日本食レストラン。
懐かしい味、懐かしい人。
宿に戻っても、話しは尽きない。
イースター島のチケットを探したり、南極船を探したり。
まるで自分のことのように、Sくんは私たちのルートを考えてくれる。
そして、それがすごく楽しそうなんだ。
ここでの会議で、今後の南米の予定が決まったようなものだ(笑
Sくんもまた、私たちの旅の中にいつもいた。
メキシコ・シティには3泊。
髪を切るために、美容室へ行ったり(日本人の美容師さんがいます)。
日本食材を買いにいったり、もろもろの用事を済ませたのみ。
ティオティワカン遺跡にも興味なかったし、
概して首都は、私たちにとってはおもしろくない。
東京とおんなじだ。
唯一、観光というか、楽しんだのは、
ルチャ・リブレ。
プロレスです。
一緒に行ったプロレス研修生の人が、
「いい席で見たほうがおもしろいですよ」
というので、高級な席を選んだ。
観客も、大興奮!!
プロレスって、完全なショーであって、あらかじめ勝敗が決まっているみたい。
でも、それがまたストーリーを演じてるって感じで、おもしろかった。
観戦後、ノリノリのBALさんは、マスクを欲しがって、いくつも試着。
結局、
「メキシコは、また来るから、次回買おうね」って諭して、買わなかった。
メキシコ、また行かなきゃね。
いつか、また行こうね。