蘇る「死」の感触 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

小林麻央さんの「死」の報道に接するたび、じーじの「死」の感触がよみがえる。

私の腕の中で、一つ大きく息を吐き、そのまま息絶えたじーじ。

冷たくなったじーじの身体に触れた途端、泣き叫んだばーば。

「じーじが冷たくなっちゃった。」
「じーじ、逝っていかん。逝っていかん。」
と叫び続けたばーば。

その映像が蘇る。

90歳の大往生であっても、肉親の「死」はこれほどまでに辛い。

母親を亡くした幼子は、今どれほど辛いのか?

うちの息子たちが初めて「死」と接したのは、主人の父、つまり「おじいちゃんの死」。

次が「じーじの死」。

世の中の順番どおり。

年老いて、シワシワになって痩せ衰えた先にあるのが「死」だと思っているはず。

人間が生き物である以上、いつか必ず「死」は訪れる。

わかってはいるけれども、辛い。

でも、遺された者たちは生きていかなくてはならない。

生きることも、又辛いことだ。












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