すっかり秋の風

もみじ
気持ちの良い一日ですニコニコ

が、副鼻腔炎が悪化して、


体調崩している私です。。。

今日は先日、新聞でみた記事が

気になっていて、


そのことを書こうかと思います。

こんな記事です。

「出生前診断で異常発見、

中絶が10年間で倍増」


http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=44283



すごく考えさせられました。


私は否定も肯定もできません。


一人一人に様々な事情があり、
悩んで考えて出した

結論であると思うから。



実際に、中絶が可能な時期に、



「お子さんは

障害をもつ可能性が高いです」


といわれて、
それでも産もうと決断できる方は、

とても強い覚悟と

勇気がある方だと思います。



そのような妊婦さんの

心のケアや将来の保障制度のことを

きちんと寄り添って考えてくれる

ような所を

私は聞いたことがありません。


ただ、不安なことばかりいわれる

ことのほうが多いと思います。




私は臨月のとき、

某大学病院の産婦人科医院長から、


「お子さんは

いわゆる出来損ないです。

将来どうなるかはわかりません。」


といわれましたから。


妊娠中もかなり不安が大きいだろうし、

産まれてからも、

障害児を育てていくことは、

はっきりいって大変ですあせる
何もかも、健常児の倍、
三倍以上の根気と
子育てでの苦労があると思います。
もちろん、それは、
親である私たちにとっても
大きな学びとはなるのですがてんとうむし

私たちの三月に亡くした赤ちゃん。
妊娠5ヶ月末に切迫流産で入院の末、

破水してしまい、

命の選択を迫られました。
毎日泣きながら、
悩んで悩んで、
なかなか結論なんてでなくて、
でも、一週間以内に決めないといけなくて。。。

未熟児で産まれてきたときの看護、
障害をもつリスク、
子ども二人が障害をもったとき、
私がきちんと育てあげられるのか、
加えて決まっていた転勤もあり、
ダンナとノアは東京に、
妊婦の私は大きな大阪の病院に
移らなければならない条件だった。
もちろん、住まいもなくなる。
入院してから、
ノアを交代に母、義母に見てもらう
生活も一ヶ月続いていて、
心苦しかった。

ダンナも赤ちゃんを諦めるなんて、
毛頭なかったけれど、
様々なリスクやハードルがあり、
不安な気持ちの私を
一人置いていけないし、
ノアのためといったら、
ノアに悪いけど、
赤ちゃんを諦めようと、
泣きながら口にしてくれた。
本当に体がふたつ、欲しかった。
ノアと赤ちゃん、
両方しっかり守れるように。

そんなときに、
池川先生はこうアドバイス下さった。
「お母さんが
赤ちゃんを守るというより、
赤ちゃんがお母さんを守るために
どのようにしたらいいのかを
考えているのではないかと思います。
もしかすると今の状況は
赤ちゃんの意志による状況である
可能性もあります。
そうだとしたら、
お母さんの健康が第一、
それが赤ちゃんの
望みなのかも知れませんよ。
今一度、赤ちゃんとよく相談して
どのようになさるのか
お決めになるといいと思います。
どちらを選択するにしても、
とても辛い決断であることには
変わりありませんが、
腹をくくって選ぶしかありません。
どちらを選択なさっても、
間違いではないと
私は確信しております。
本日19週で胎内死亡した方が
お見えになりましたが、
赤ちゃんに聞いたところ、
神様から帰ってくるように
言われたから、と感じました。
どうやら地震(大震災)の不安が強く、
このまま産まれても子育てが厳しい
状況だった方のようです。
これも何か意味があるのでしょうね。
次の妊娠のために、
準備が必要なのかも知れません。
私の感じ方なので
本当かどうかわかりませんが、
お母様は納得しておられました。
どちらの選択でも、赤ちゃんが
笑顔であることは間違いありません。」

そして、ノアが赤ちゃんの声を
教えてくれて、
心を決めることができました。
30分にもわたる長いFCでした。
省略してですが、
こう教えてくれました。

『ノアはお母さんとお父さんが
一生懸命育ててくれて、
ここまで大きく成長できたことに
感謝しています。
ノアは、まだこれから成長していくし、プログラムを続けていきたいと思っています。

ノアのことを考えた結論として、
お父さんとお母さんが
赤ちゃんのことを諦めると
昨日の夜にお話していたことも
知っています。
ノアのせいとかじゃなくて、
お父さんがお母さんが
それぞれに考えて
一番家族にとっていい選択をしようと
頑張ってくれたことを
誇りに思っています。
本当は赤ちゃんに会いたいし、
お姉ちゃんになりたいし、
抱っこしたいし、
助けたいと思っています。

だけど、
本当に本当に残念だけど、
赤ちゃんがこの世から遠くの
光の世界に旅立とうとしていることも
感じました。

ノアは赤ちゃんから聞いた
メッセージを伝えます。
(ここからは赤ちゃんの言葉)

今回生まれたかった
本当の理由は、本当の愛に
気づいてほしかったからです。

本当の愛とは、
自分を犠牲にしてでも、
とても大切な人を守るために、
何かを諦めてでも行動することです。

ノアちゃんがいるから、
諦めるということは、
正しい選択だと思っています。

ノアちゃんのせいでもありません。
愛を知ってほしかったから、
破水という事も自分で選びました。
本当は生まれてきたかったし、
生まれたら、
沢山やるべきことがあって、
自分の使命もちゃんとわかっています。

ただ今回なぜこのようにしたかというと、光の世界で力が
もっともっと必要なのです。
光を増やさないと
日本と世界が変わらない程の
大きな転換の時期になっています。

こうなることもわかっていたけど、
それでも一度先にノアちゃんや
お母さんやお父さんの所に行って
愛を感じる生活をしたかったです。
今までの生活が幸せだったから、
愛してくれた
この時間を幸せと思っています。

これから、もう一度光になって、
光の世界ですべきことをして、
神様にちゃんとちゃんと今度こそ、
ノアちゃん達の住む世界に
行けるようにお願いをしてくるから、どうか信じて。
今は悲しませてごめんね。
責任を感じさせてごめんね。

またくるから。

愛してるから。

愛してくれてありがとう。
これから光になるけど、
いつでも一緒にいるし、
いつでも感じることが
できるはずだから、
もっと愛を感じて下さい。 』

最初の記事に話は
戻りますが、
もしご両親が中絶を選んでも、
赤ちゃんはそれを知っていて、
全てを知っていて来てくれて、
天に還るのかもしれない。

でも、どうかその後、
街で障害児とすれちがったときに、
人ごとと思わず、
もしかしたら我が子だったかもしれない、という慈しみの目と心で、
子ども達をみてくれたらいいな、
と勝手ながら思う。

だって、
この記事を読んだときに、
ダウン症のお子さんや、
先天性異常の障害をもった子どもの
存在を否定されるような気がして、
それはすごく悲しかったダウン

ノアと同じリハビリプログラムを
している子どもたちの中にも、
ダウン症のお子さんも沢山いるし、
立派に大学まで進んでいる子もいるし、
素敵な笑顔と心をもっている子を
みてきているから。
一生懸命生きて、
輝いている子が沢山いるから。

最後にノアが書いた自分の物語、
『手をつないで』からクローバー

『本当はみんなとお友達になりたいし
みんなに理解してもらいたいです。

ノアちゃんのような子どもも
沢山いることを。

自分の体が思うように動かなくて
口で思うように伝えられなくて
苦しんでいる子どもも
沢山いるのです。

目が見えない子どももいます。
耳が聞こえない子どももいます。
手が動かない子どももいます。

でも、それでも生きているのです。

生きて希望を感じているのです。

希望をうみだし、
明日を生きるために
笑っているのです。

だから、どうかそんな子どもたちも
お友達として、
どうか仲良くして下さい。
ノアちゃんの願いです。

どんな子ども達も、
手をつないで笑っている地球。
この世界。
笑った世界。
ノアちゃんの夢みる大きな世界が
どうか来ますように。』

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