今年は一週間早く桜が満開となり、都内ではすでに葉桜となっています。皆さんの地域ではいかがでしょうか？
さて男女関係で、つい相手を責めてしまって関係を悪くする場面って多く登場すると思います。今回はこうした場面で使えそうなヒントをお伝えします。
◆相手を責めてしまう場面
男女関係で相手を責めてしまいがちな場面を考えてみましょう。
例えば、相手がデートに遅れてくる、ラインのメッセージをすぐ読んでくれない、すぐ返事をくれない、なんでもないことで八つ当たりしてくる、自分の話ばかりしゃべってくる。このような態度をした時、相手を責めたくなることって多いようです。
少し責めるのならば、相手が悪いのだからお互い様だとしても、責めすぎてしまうと逆に相手から「そんなに怒らなくても・・・」とこちらが責められたりして、関係が悪くなることもあります。
何をされても相手を受け止めればよいというわけではありませんが、相手を責めてしまいがちな場面で、自分が相手に優しくいられたら、良い関係を保てそうです。
◆なぜ相手を責めたくなるの？
では、なぜ相手を責めたくなるのでしょうか？
もしも、自分が相手と同じことをしたら責められて傷ついたことがあったり、責められるのではと感じて、同じことをしないようにすごく気をつけているから、かもしれません。
例えば、自分がデートに遅れてくる、ラインのメッセージをすぐ読まない、すぐ返事をしない、八つ当たりをする、自分の話ばかりしゃべる。このような態度をしたら、過去に誰かに責められたり、嫌われたりして、傷ついた経験があったり、経験はなくても責められたり嫌われるのではないかと不安を感じて、このような態度をしないようにすごく気をつけているのかもしれないということです。
この時にすごく傷ついたり、不安が強かったりすれば、かなり真剣にこのような態度をとらないようにがんばって自分に厳しくなるでしょうから、私はこんなにがんばって自分に厳しくしているのに、あなたはなぜがんばってくれないの！自分に甘いの！という気持ちになるでしょう。
もっと深く心をみていくと、私は過去にあなたと同じような態度をした時は、すごく責められたり、嫌われたりして辛かったんだよ、同じような態度をしたら責められるのではないか、嫌われるのではないかと不安で辛かったんだよという気持ちもあるかもしれません。
デートに遅れない、ラインのメッセージはすぐ読んで返事をする、イライラしても八つ当たりはしない、なるべく相手の話を聴くようにする。これらをがんばって自分に厳しくやっていれば、相手も同じようにしてくれなかったら、責めたくなりますよね。
◆それでも相手に優しくするには？
相手に責められないように嫌われないように自分に厳しくしてきたのは、言い換えれば、相手と仲良くしたいからだと思うんですね。相手と仲良くしたいのだけれど、相手を責めて関係を悪くしてしまっているのは、とてももったいないことです。
自分は相手に責められないよう嫌われないように自分に厳しくしていたところを、少しゆるめて、自分に優しくしてあげましょう。
過去の嫌な経験や強い不安があったからだとしても、自分に厳しくして男女関係のマナーが身についていることはとても素晴らしいことです。ですから少しだけでよいのでゆるめてみて下さい。
例えば、時々でよいので、デートに遅れそうな時、ラインのメッセージが読めない、すぐ返事ができない時、八つ当たりしたくなる位イライラする時、相手の話を聴きたくない時、自分の話を聴いてほしい時、相手に少し甘えてみましょう。
このようにして、自分をゆるめることで少しでも心にゆとりが増えます。ゆとりが増えると、相手を責めたくなる気持ちは減っていきます。
相手を責めたくなる気持ちが減ると、もし相手を責めたくなる衝動がやってきても、ここで責めてしまっては関係が悪くなるからやめておこうという気持ちを持ちやすくなり、相手に優しくなれます。
その結果、相手と良い関係を保てる、つまり、仲良くなれるのです。
相手がゆるくて、自分が厳しい時、自分もゆるめるとしたら、一見、2人でレベルが下がっていくように感じます。けれども、相手を責めて責め合う関係から、結果として仲の良い関係に変わるとすれば、実際はレベルが上がっているという不思議な結果が得られるのです。
◆終わりに
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。今回は相手を責めてしまいがちな方が、相手を責めないで済むところまでをお伝えしました。男女関係の一場面についてのヒントですので、このまま2人がずっとゆるんでいけば行くほど、関係がよくなるというわけではありませんので、気をつけつつヒントにして下さいね。
男女関係では多くの場面が登場しますが、場面ごとやあなたのタイプによって秘訣やヒントが変わっていきます。カウンセリングでは場面ごと、タイプごとにその都度アドバイスをさせて頂いております。ご興味がある方はぜひ使ってみて下さい。あなたの幸せな男女関係を祈っています。
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