ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代

こんにちは。木曜日担当、カウンセリングサービス大門昌代 です。


今週末は、大阪から東京へ出張いたします。
12月11日(金)19:00~21:00は、五反田ゆうぽうとにて、『権威との葛藤を癒す』心理学入門講座を行います。
興味のある方は、どうぞご参加下さいね。


□会場:東京-五反田・ゆうぽうと5Fカルチャープラザ

□受講料:3,150円(当日、受付でお支払いください)
※神戸メンタルサービスの講座を初めて受講される方は、入会金として\3,150が必要となります。入会金は一度お支払いいただくだけで、それ以後は受講料のみで参加していただけます。


講座に合わせて、東京での出張カウンセリングも予定しているのですが、空き枠が12月12日(土)19:00~の1枠となっております。
ご希望の方がいらっしゃいましたら、予約センターまでお電話下さい。
空き枠状況は、12月8日現在のものですので、せっかくお電話いただいても、ご予約がすでに入ってしまっている場合があります。
その際は、どうぞご了承くださいませ。

大阪での面談カウンセリングは、まだ空き枠がございますので、よかったらそちらもご利用下さい。


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さて、前置きが長くなりました。
ここから本題に入らせてもらいますね。


浮気問題を題材にするとき、いつも浮気した相手は悪いですが、相手に悪いことをしたと認めさせようとしたり、自分がどれだけ傷ついたかをわかってもらうために、相手を攻め立てては、関係性が悪化してしまいますということを、書かせていただいています。


悪いことをした人は、罪悪感があります。その罪悪感を刺激しすぎると、逆ギレしたり、引きこもってしまったりしてしまうので、浮気がわかっても、罪悪感を刺激しすぎないようにするのが、得策ではあるのです。


とはいっても、理屈ではそうだけど、実際問題としては、腹が立ちます。
腹は立つけど、その怒りを相手にぶつけてしまうと、関係性が悪くなってしまうとなると、ものすごく心の葛藤が生まれますよね。


「わかっちゃいるけど、怒りをぶつけてしまうのよ!!」となってしまいます。


理屈では理解できるけど、感情がついてこなくて、心の葛藤が生まれるときは、心が傷つきすぎている時なのです。


浮気の事実が判明して、自分の女としての魅力に自信を失ったのではないでしょうか?
あの人にとって、私はいったいなんなのだろうと不安も出てきたのではないでしょうか?
いっぱい頑張ってきたのに、全部無駄だったの?とも思ったのではないでしょうか?

とても傷ついているのです。


このような、つらい、寂しい、悔しい、悲しい感情は、私たち人間はできれば感じたくないと思っています。
そういうとき、それらの感情の上に「怒り」を乗っけて蓋をしてしまうのです。


理屈じゃわかっているけど、怒りをぶつけてしまうときは、感じたくない感情の上に乗っけた怒りを、相手にぶつけている状態です。

ですから「わかっちゃいるけど、怒りをぶつけてしまうのよ!!」というときに、必要なことは、つらい、悲しいなどの傷ついたこころのケアがとても大切になってくるのです。


傷ついた心をケアすることができれば、怒りを上に乗せて蓋をする必要がなくなりますからね。

傷ついた心をケアしていくには、「誰かに受け止めてもらう」ことも有効な手段です。


本来は、感じたくないので怒りで蓋をしている気持ち「つらい」「悲しい」などの感情が、まず自分の中にあることに気付きましょう。

そして、信頼できるお友達などに話して、気付いた気持ちを受け止めてもらうのです。
「わかってもらえた」「受け止めてもらえた」ということだけでも、ずいぶんと違ってくるものです。


一人でつらい気持ちを受け止めていくことも、できなくはないですが、ただでさえつらい状況のときに、一人で頑張るのではなく、友達や家族、カウンセラーなどに傷ついた気持ちを受け止めてもらいましょう。


次に、自分を許すということもやってみて下さい。
「浮気した旦那が憎い!あいつが悪い!」と攻撃してしまったとき、私たちは罪悪感や自己嫌悪を持ちます。



それが、私を裏切って浮気した旦那が相手であったとしても、心の奥底で自分では知らず知らずのうちに、罪悪感や自己嫌悪を持ってしまうのです。

そうすると、夫を責めてしまった自分を、「私が悪かったのよ」と責めてしまうことにもなります。
ただでさえ、夫の浮気で傷ついてボロボロの自分をさらに、自分で責めてしまうわけです。
これは、とても可哀想ですよね。


そして、自分を責めてボロボロになるということは、余裕もなくなってくるわけです。
心に余裕がなくなってくると、自分を保っていることができなくなって、さらに夫を攻め立ててしまって、また自己嫌悪するという悪循環にはまってしまいます。


ですから、相手を攻撃してしまった自分を、自分で許して上げて下さい。
それぐらい、余裕がなくて、傷ついていたのではないでしょうか?
これ以上、自分を責めても、悪循環にはまってしまうだけです。
ミスをしたら訂正をすればいいのです。
「責めてしまったな」と思ったら、「自分を許そう」と思って下さいね。


夫の浮気発覚後、夫婦の関係修復を目指すのであれば、一番最初に取り組むべきは、妻側の心のケアです。
何よりも、自分を一番大切に扱って上げて下さい。
自分の気持ちを受け止めてあげて、自分を許していくことを最優先にして下さいね。