ブルーベリーのマーブルシフォンケーキ | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

先月写真だけ載せていた、マーブル模様のブルーベリーシフォンケーキ。
その時は畑のブルーベリーで作ったソースを混ぜ込んでいたのですが、早くに収穫時期が終わってしまったので、レシピは来年作った時にでもまとめようと考えていたところ、嬉しいことにコメントやメッセージなどで作り方に関するお尋ねを何度かいただきましたので、冷凍ものを使って詳細レシピを完成させてみました。
(もちろん生のブルーベリーでも作ることができます)

◆シフォンケーキレシピ一覧
 →http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12032681845.html





小さい穴のように見える部分は、気泡のほか、濃く発色したブルーベリー部分。
ソースをどれくらいなめらかなペースト状にするかによってもその出方が変わるのですが、かすかに種の食感も感じられます。

甘さは控えめで風味もさっぱりとした感じに仕上がるので、クリームを添えるのもおすすめです。
カットしてすぐよりも、少し時間がたってからのほうが断面はきれいに発色します。

また写真では細かいマーブル模様になってしまっていますが、もし全部混ざってしまいそうで心配な場合は、型に交互に生地を流しいれ、箸でひと混ぜするなどして模様を作っても良いかもしれません。

ちなみにこちらが先月載せた写真です。
今回はこの時よりもレモン果汁を数ml増やしたので、ブルーベリー部分の色味が心なしか鮮やかです。





【材料】

17cm アルミシフォン型

☆ブルーベリーソース
 ブルーベリー(生・冷凍) 45g
 グラニュー糖 17g
 レモン果汁 5ml

☆卵黄生地
 M~ML3個分
 グラニュー糖 50g
 サラダ油 30g
 熱湯 50g
 薄力粉 70g
 ベーキングパウダー 2g
 バニラエッセンス 3~4ふり

☆メレンゲ
 卵白 M~ML3個分
 グラニュー糖 25g


【準備】
・まずブルーベリーソースを作って冷ましておき、それぞれの準備へ
・材料はすぐに混ぜられるように全て計量しておく
・サラダ油と熱湯を混ぜておく
・薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく
・オーブンは180度に予熱


【ブルーベリーソースの作り方】

①ソースの材料を小鍋に入れ、耐熱ゴムベラで焦げ付かないように混ぜながら弱火にかける

②グラニュー糖が溶けて果肉も柔らかくなったら、なめらかになるまでミルミキサーにかけて冷ます

★出来上がり量は50gが目安(あまりに少なすぎる場合は煮詰めすぎている可能性有)


【シフォンケーキの作り方】

①冷えた卵白をハンドミキサーの高速で泡立て、白っぽくなったらグラニュー糖1/3量を加えて更に泡立て、混ざったらまた1/3量のグラニュー糖を加えて泡立て、残りのグラニュー糖を加えたら更に泡立てて、持ち上げた時に下に落ちず角がぴんと立って少しおじぎするくらいの固さのしっかりしたメレンゲを作る
 →あわ立てすぎてぼそぼそにならないよう注意
 →メレンゲは暑さで分離しないように冷蔵庫へ

②卵黄→グラニュー糖→サラダ油+熱湯→薄力粉+ベーキングパウダー→バニラエッセンス→メレンゲ1/3量の順に、都度だまができないようなめらかに混ぜる
 →卵黄を白っぽくなるまであわ立てるレシピもありますが、そこまですると卵の風味が消えるので馴染む程度で可

③残りの卵白を全て加え、左手はボウルに添えて回しつつ、右手はゴムベラで生地の中央にへらの側面から切るように入れて、底から面ですくって返すように、白い筋が見えなくなるまで大きく混ぜる
 →へらを持ち上げた時りぼん状に跡が残る状態になったらOK、これ以上混ぜすぎないように
 →卵白の粒が残っている場合はへらの先でなじませる

④生地のうち120gほどを他のボウルに移し、ブルーベリーソース50gを加えて、底からすくって返すように手早く混ぜ込む
 →③であいたボウルを使うと洗い物が増えない

⑤ブルーベリー生地をプレーン生地に戻して、底から2~3回大きく返すように混ぜたら、型には何も塗らずにやや高めの位置から生地を流しいれる

⑥型を台の上でまわしてある程度表面をならし、底が浮かない程度の強さで数cmの高さから落として大きな気泡を抜く

⑦180度に予熱しておいたオーブンで25分焼き、オーブンから取り出したらすぐに逆さにして冷ます
 →割れ目にも焼き色がついていればOK

⑧数時間後に完全に冷めたら、生地と型の間にパレットナイフを差し込んで外す


《熱湯について》
 材料に水ではなく熱湯を使うのは、生地の温度を上げて流動性を持たせるためです。
 それにより生地の間に空気が出来にくく、他の材料と混ざりやすくなります。
 ただし熱湯を油と混ぜずに入れると卵黄が固まってだまになるため、必ずサラダ油と混ぜてから加えます。
 また水やお湯だけ入れた時と比べて、サラダ油と合わせておいたほうが、混ぜ始めの生地のハネが少なくなります。