ハロウィンから始まり、クリスマスやバレンタインなど、春ごろまでお菓子がつきもののイベントが続きます。
いろいろと慌ただしい時期ではあるものの、街が華やかになってみていて楽しくもありますよね。
そしてこの時期はお菓子を贈る場合に日持ちさせるための包材についてのご質問をいただくことが増えてきます。
以前もラッピングした場合の保存について載せたことがあるのですが、そのページには他のお菓子についてもたくさん記述していて読みにくかったことと、せっかくクリスマスも近いので、改めてこちらのページに残しておくことにしました。
ガスバリア袋やシリカゲルをよく活用される方はご存知のことばかりだと思いますが、もしお菓子の個別包装についてよくわからないと思われている方のお役に立てましたら嬉しいです。
特に日持ちする、良い状態でお菓子を贈りたい時にはガスバリア袋は必要なアイテムです。
◆お菓子作りにおける材料の働きや作業の意味/型の材質別の特徴や向くお菓子はこちらから
→http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12128501443.html
【ガスバリア袋・その働き】
食品が酸素に触れると油脂が酸化して風味が落ちたり変色しますし、湿気があるとクッキーの食感が失われるように、”品質保持に影響を及ぼす気体(=ガス)を遮断する働き”をバリア性と言います。
その気体から守ってくれる働きがある袋が、ガスバリア袋です。
バリア素材でできているので外からの酸素や菌を通しません。
そしてシリカゲルなどの乾燥剤や、脱酸素剤などに対応しています。
対応していない袋だと、構造上空気が出入りしやすいため、せっかく脱酸素剤や乾燥剤を同封してもガスバリア袋に同封した場合と比べて吸湿スピードが速く、食品の品質の変化は早まります。
こういう理由から、乾燥剤や脱酸素剤は、ガス袋に入れてシーラーすることで高い効果を発揮します。
とはいえ、密封はできないけれど密閉することはできるといった入れ物にクッキーなどを包装したい場合は、乾燥剤を一緒に入れておけば、何も入れないよりかは食品が湿気るのを遅らせてくれる効果はあります。
また、もし保存剤を入れなくても、ガス袋にお菓子を入れてシーラーで密閉すればある程度の吸湿やにおいうつりは防げます。
ガスバリア袋は専門店や通販で入手可能です。
(手頃なラッピングが販売されている百均やスーパーなどの小売店には、ガスバリア袋がないところも多いです)
【脱酸素剤・乾燥剤】
脱酸素剤や、シリカゲルと呼ばれるような乾燥剤は、青や透明のゲル状の粒が入ったものやシート状のものなど、成分や形状が目的に合わせて選べます。
お菓子の種類や、使用するガスバリア袋の大きさや量に合わせて、どの種類のどのサイズを使うかなどは変わってきます。
製菓材料の専門店の通販サイトなどにはサイズと選び方の式を載せているところも多くありますし、わからなければ調べたり訪ねてみても良いと思います。
【シーラー】
袋と保存剤を機能させるには、シーラーも必要不可欠なアイテムです。
今はホームセンターや製菓材料店、包材の専門店などでも手頃な価格で手に入るので、ラッピングをする機会が多い方はお持ちの方も多いと思います。
食べかけのお菓子や粉類などの大抵のパッケージを密封できるので、ラッピング以外にも便利です。
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大まかに説明すると、こんな感じです。
私は実家へのちょっとしたおすそ分けや子供たちに持たせる場合など、包装してもすぐに渡して当日中に消費することがわかっている場合は、シール付きの食品対応のOPP袋に包装することも多いです。(ラップでも良いのですが見栄えが違うので)
いつ食べられるかがわからない場合や、日持ちするものでもより美味しい状態で食べてもらうためには、ガスバリア袋の使用がおすすめです。
(もちろんおすそ分け用に作るならば、衛生的な道具や食品を使って、包装には手を使わず食品対応の手袋や道具を使うということは大前提)
またただいまsuipaさんのモニターブロガーをさせていただいていますので、suipaさんの商品のリンクを貼っておきたいと思います。
私の仕事ではまた違うガスバリア袋や業務用のシーラーを使用しているのですが、suipaさんではバリア袋を少量から買うことができるものも多いので、家で趣味に使う場合はいろいろと試すことができてとても助かっています♪
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