ココナッツミルクのシフォンケーキ《乳・サラダ油不使用/卵使い切り》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

水分と油分の代わりにココナッツミルクを使った、ほんのりココナッツ香るシフォンケーキを焼きました。
押すとしゅわっと音がして、しっとり、ふんわりの中にむっちりとした食感を楽しめます。
乳・サラダ油不使用のヘルシーさ、素朴な味わい、卵黄が余らず気軽に作りやすい配合は、普段のおやつにぴったりです。

ところでお菓子に使えるココナッツの材料と言えば、ミルク、クリーム、オイル、固形(ロングやファイン)、パウダーなどとにかく種類がたくさん。
今回はミルクのみを使用していますが、一口に「ココナッツのフォンケーキ」と言っても、使う材料や組み合わせによって風味や柔らかさなどそれぞれ仕上がりが異なってくるので、つくづく面白い素材だなと思います。

ココナッツ系のお菓子レシピ一覧
 →http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12017218469.html

シフォンケーキ作りの工程の理由や材料についてなど《逆さに冷ます理由・BPや型についてほか》
 →http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-12126125996.html



↑軽くローストしたココナッツロングをトッピングしました。


~材料~

17cm シフォン型

☆卵黄生地
 卵黄 M3個分 (約50g)
 グラニュー糖 50g
 ココナッツミルク 100g※
 薄力粉 65g
 ベーキングパウダー 2g

☆メレンゲ
 卵白 M3個分 (約110g)
 グラニュー糖 25g

※ココナッツミルクはよく撹拌して成分を均一にしてから軽量してください。


~下準備~
・材料はすぐに混ぜられるように全て計量して準備しておく
・薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく
・オーブンは180度に予熱
・ココナッツミルクはよく混ぜて、レンジなどで少し温めて流動性を持たせておく


~作り方~

①冷えた卵白をハンドミキサーの高速で泡立て、白っぽくなったらグラニュー糖1/3量を加えて更に泡立て、混ざったらまた1/3量のグラニュー糖を加えて泡立て、残りのグラニュー糖を加えたら更に泡立てて、持ち上げた時に下に落ちず角がぴんと立って少しおじぎするくらいの固さのしっかりしたメレンゲを作る
 →あわ立てすぎてぼそぼそにならないよう注意
 →メレンゲは暑さで分離しないようにすぐ冷蔵庫へ

②卵黄→グラニュー糖→ココナッツミルク→薄力粉+ベーキングパウダー→メレンゲ1/3量の順に、都度だまができないようなめらかに混ぜる
 →卵黄を白っぽくなるまであわ立てるレシピもありますが、そこまですると卵の風味が消えてしまうので混ぜすぎない

③残りの卵白を全て加え、左手はボウルに添えて回しつつ、右手はゴムベラで生地の中央にへらの側面から切るように入れて、底から面ですくって返すように、白い筋が見えなくなるま30回ほどリズムよく混ぜる
 →へらを持ち上げた時りぼん状に跡が残る状態になったらOK、それ以上混ぜすぎないようにし、卵白の粒が残っている場合はへらの先でなじませる

⑤型には何も塗らずに生地を入れて、型を台の上でまわしてある程度表面をならし、型を2~3cmの高さから落として大きな気泡を抜く

⑥180度に予熱したオーブンで25分焼成
 →割れ目にもうっすら焼き色がついていればOK

⑦焼けたらオーブンから取り出し、すぐに逆さにして冷ます
 →ケーキクーラーの上に置いたり、筒の部分を瓶に立てたり、逆さに置いたコップの上に立てるなど

⑧3時間ほど逆さの状態を保って、完全に冷めたら、生地と型の間にパレットナイフを差し込んで外す
 →パレットを差し込んだままスライドさせる取り方もあるもののえぐれやすいので、慣れるまでは一回一回都度都度差し込んで引き抜くやり方を繰り返すとえぐれない


~賞味期限~
 できれば当日、密閉して冷蔵保存すれば翌日まで

このシフォンは冷めると型の縁まできれいに平らになるので、切り分けた時も小ぶりです。