ルリジューズ《GABANバニラビーンズでバレンタインレシピ》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

GABANスパイスのモニターに参加することになりました。
レシピブログおよびGABANのご担当者様、ありがとうございます!
今回は《ハッピーに楽しもう♪手作りバレンタイン》がテーマということで、さっそくいただいたスパイスの中からバニラビーンズ(ホール)を使ってカスタードクリームを作り、シューに詰めてルリジューズを作りました。

ルリジューズはシューを重ねて作る、「修道女」という意味のフランスの伝統菓子。
近年は現代風に再現された2つのシューを重ねた一人分用のものが有名ですが、もともとは大きく、チョコレートやクリームも、コーヒーやチョコ風味のものが主流だったそうです。
今では、パリのパティスリーやカフェが載っている雑誌などを見ていると、カラフルなバリエーションをたくさん見かけます。

今回ご紹介するレシピの材料は、お菓子作りをよくする人なら常備してあるような、そうでなくても身近で手に入りやすいものばかりです。
クリームにココアやチョコレートを溶かしこんで風味をつけたり、バレンタインの時期に製菓材料コーナーに出回るようなカラフルなアイシングやチョコレートを使ってコーティングすれば多様にアレンジできるので、冬の女子会やおもてなしにもぴったり。
カスタードは全卵使用で卵白も余りません。
(好みのカスタードクリームレシピがあれば、もちろんそちらでどうぞ)

そのカスタードクリームに使用したGABANのバニラビーンズですが、つやつやしていて、香りもしっかりして、私がよく使うものよりも太めでしっかりとしたものでした。
もちろん風味も最高です♪
瓶はバニラビーンズを取り出したあとのさやをまた戻しておいて、種を使い終わったら瓶にグラニュー糖を入れてバニラシュガーを作るのにもちょうど良い感じの大きさなので、そちらも楽しみみたいと思います。





~材料~

4組

☆シュー
 有塩バター 25g
 水 50cc
 薄力粉 30g
 卵 55~60g (L1個)

☆カスタードホイップクリーム
 全卵 1個(M~Lサイズ)
 砂糖 60g
 薄力粉 10g
 牛乳 200cc
 GABANバニラビーンズ(ホール) 3cm
 生クリーム 80cc
 グラニュー糖 8g

☆上下をつなぐクリーム
 生クリーム 50cc
 グラニュー糖 5g

☆チョコ・飾り
 チョコレートまたはアイシング 適量
 アラザンやトッピングシュガー、ピックなど 好みで


~作り方~

①カスタードホイップクリームを作る

 1.卵をほぐして砂糖と薄力粉を混ぜ、牛乳を少しずつ加えながら溶き伸ばしたら、さやから取り出したバニラビーンズを加えて混ぜる

 2.小鍋に入れて泡だて器か木べらで混ぜながらとろみがつくまで中~強火で加熱し、小麦粉にしっかり火を通す

 3.バットに流し入れたら表面にぴったりとラップを張り付けて上に保冷剤を置いて冷まし、粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間~冷やして、再度泡だて器でなめらかに混ぜる(この時点であっさりとしたカスタードクリーム)
  →うまくできていれば、冷やしたあとに生地がつかずにきれいにラップが剥がれる

 4.生クリームを9分立てに立てて、3のカスタードクリームと混ぜたら冷やしておく
  →カスタードが柔らかくなりすぎず、卵の風味も柔らかくなる 


②シューを焼く

●シューの下準備●
・オーブンを200度に予熱し始める
・天板にオーブンシートを敷いておく
・卵を溶いておく
・絞り袋に1cmの丸口金をセットする


 1.水とバターを小鍋に入れて火にかけ、充分に沸騰したら火を止めて、薄力粉を一度に加えて木べらで手早く馴染ませる

 2.生地が鍋肌から剥がれてひとかたまりになったら、熱いうちに卵を少量ずつ加え、都度木べらで手早くなめらかになるまで馴染ませる
 →ここでフードプロセッサーやハンドミキサー(低速)を使うとまんべんなく混ざる

 3.ゴムベラで持ち上げた時に、逆三角形にゆっくり落ちて薄い膜をひくような状態になれば卵が残っていても加えるのをやめ、つやが出るまで更に混ぜる

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 4.絞り袋に生地を詰め、シートから1cm離した一点に固定して、大きいサイズ4つ、小さいサイズ4つに搾り出し、それぞれ水で濡らした指先で表面を平らにならす

 5.全体に軽く霧を吹き、すぐにオーブンに入れて200度に予熱したオーブンで20分、その後170度に下げて5分焼成
  →焼き固まる前に冷たい空気に触れると生地がしぼむので、充分にふくらんで表面が割れて、割れ目の中にまで焼き色がつくまで、最低20分は絶対にオーブンをあけない
  →表面の割れ目の中まで焼き目がついていて、皮の表面が固く、持ってみて軽く感じられれば成功

 6.冷めたシューに側面からナイフを入れて切りこみを入れ、下部の中に張っているシューの膜を指で押さえてきれいな空洞に整えてから①で作っておいたクリームを詰める(あるいは、シュー口金で中にクリームを詰める)


③それぞれのシューの上面にチョコ(またはアイシング)をコーティングし、泡立てたクリームで飾って組み立てる

 1.アイシングでコーティングする場合は、粉糖+微量の色粉+少量の水を垂れない固さになるようバランスを見ながら配合してよく混ぜたものを使い、チョコを使う場合は40~50度程度の湯せんにかけてチョコレートを溶かし、シューの上面半分ほどにつけてコーティングしたら、冷蔵庫で冷やし固める
  →チョコは二度づけすると発色が良く強度も高まる

 2.その間に上下のシューをつなぐデザインのための生クリームとグラニュー糖をあわせて8分立てにホイップし、細い星口金をセットした絞り袋に入れておく
  →写真では10切の2番を使用

 3.チョコが固まったシューを2個一組で重ね、上下をつなぐようなイメージで、側面を飾りながらクリームを一周絞りだす

 4.残ったクリームを上面中央に絞り、アラザンなどの飾りをトッピングする

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◆写真では、粉糖+水+紫芋パウダーを混ぜたものに、発色をよくするためのレモン汁を少量加えたものを使用しています。
 紫芋パウダーのアントシアニンはレモン汁を加えるとピンク色になるのですが、レモン汁を加えずに淡い紫色にしたり、ほかの野菜パウダーで着色しても可愛らしくなります。
 (着色が目的なので、味はほとんどしません)

◆シューの失敗と原因はこちらからもどうぞ
 →http://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-11487962799.html

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