米粉のミルク食パン《小麦グルテン使用》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

年に数回、数名の農家さんやお店をされている方から、キロ単位で米粉をいただくことがあり、米粉レシピは一覧にもしています。
私が米粉を使う時、お菓子でもパンでも、もっちりとさせるために少量加えるという場合を除いては、米粉と名の付くお菓子やパンをせっかく作るなら、小麦アレルギーに対応しているものを作ることがほとんどです。

と言うのも知り合いにアレルギーを持っていたり、グルテンフリーを実践している人が少なからずいるからでもあるのですが、今回は米粉消費のためアレルギーには対応していない小麦グルテンを使った食パンをご紹介します。


小麦グルテンを使った米粉パンは、小麦粉で作ったようなふわふわ具合の中に、強力粉で作った場合とは違う米粉特有のもっちり感もあるのが特徴です。

今回の配合だととてもしっとりしていて耳まで美味しく、時間がたっても、またトーストしても中はふんわりとした柔らかさを持っています。


ただ肌理の粗さは使用する米粉によっても少しずつ変わってきますし、米粉の種類によっても変わってくるかもしれないので、今後もいろいろと試してみて、何かわかったら追記していきたいと考えているところです。

米粉消費で作ることが多いレシピではあるのですが、美味しさも兼ね備えているうえ、こねあがったあとはかなりの柔らかさがあるのに打ち粉をしなくても手にべたつくことがなく、作りやすいという部分もおすすめです。



↑私にとって計りやすいということでレシピの分量に落ち着いているのですが、強力粉で作った時よりも膨らみはやや控えめなので、しっかりと膨らませたい時には、すべての材料を1.2倍ほどにして作っても良いと思います。


~材料~

1斤分

 米粉 200g
 小麦グルテン 50g
 砂糖 15g
 塩 3g

 無塩バター20g

 牛乳 200g※

 (水 必要に応じて30g程度まで)

 ドライイースト 5g

※米粉によっては牛乳を水や低脂肪のものに変えると、ふくらみがよくないものもありましたので、「牛乳」と表示されているものを使うのがおすすめです。


~下準備~

○牛乳は30度程度に温める

○バターは室温に戻す
○型に薄く油を塗っておく


~作り方~

①粉類をボウルに入れて手でさっと均一に混ぜてから、牛乳を少しずつ加えて混ぜ、まとまってきたらバターを混ぜ込み、台でなめらかになるまで叩いて返すようにこねる(目安15分程度)

 →こねやすいよう、必要に応じて水を加える


②乾燥に気をつけ、30度で30~40分前後、2倍の大きさになるまで一次発酵
 →ここまでHBでも可

③軽く押してガスを抜き(小麦のようにはつぶれにくいのでそこまで神経質にならず軽くでOK)、2分割してそれぞれ表面を張るように丸めなおして綴じ目をつまみ、型に並べる
 →この配合で作った場合、強力粉で作る食パンの時の工程のようにみっちり巻くと膨らみにくいので丸めただけで型に並べるのがポイント

④それぞれ手をグーにして上から軽く押して平たくしたら、端を指先で底に軽く押し込み、型の9分目~淵ぎりぎりあたりに膨らむまで、目安として30度で35分前後、最終発酵
 →上から平たく押して、手や指で型の端まで押すことにより平行に釜伸びしやすくなる

⑤オーブンを180度に予熱し、予熱が終了したオーブンで20分〜焼く

 →冬は190度で予熱

 →しっかり冷めてからカットする