トリスケルの3色フィナンシェ《抹茶&ココア&ココナッツ味》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

最近は手に入りにくいのであまりバターを使わないようにしていましたが、久しぶりにまとめて購入したので何かバターを使ったお菓子を食べたいなと思いながら最近開いていなかった手持ちの本を見ていたら、可愛いお菓子発見。



このお菓子が掲載されている本は現在中古のみで入手することができるようですが、パリに行く予定はなくてもお菓子やパティスリーの写真集として眺めるだけで楽しい気に入っている一冊です。

パリのお菓子屋さんめぐり―パリジェンヌの愛するスイーツのお店50/エディシォンドゥパリ

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そしてそれを作りたくて3年ほど前に買った型が、シリコンのトリスケル型。
サイズがいくつかある中で、私はこの大きいサイズを使っています。
1つにつき、一般的なフィナンシェの約2~2.5倍ほど。
先ほどの本に載っていた写真のフィナンシェも、サイズは掲載されていませんが、焼き色があまりついていないところからするとシリコン製。

シリコンフレックスSF064 TRISKELL ビッグ トリスケル 6P 【SF064】

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と言うことで、久しぶりにトリスケル型で3色フィナンシェを作りました。
本ではグリーンの部分がピスタチオですが、私は抹茶で、もう少し濃く。
バニラも、私の場合はプレーンかココナッツ味で作ります。
いつもはこの型もパンや単色でケーキを焼くばかりですが、やっぱりちょっと手間をかけて3色に分かれていると可愛い!
この可愛さをわかってくれる人があまりまわりにいないのでこっそり楽しんでいます(笑)
でも少しずつ、一度に3つもの味が楽しめるのってなんだか嬉しくなりませんか?

3つの生地を作るので、100均のドレッシングを混ぜる用などの小さな泡だて器や絞り袋に小さなボウルが3つずつあると便利です。
と一度に文字にしても頭がこんがらがりそうなので、今回は材料の後に必要な器具もまとめて載せています。
…ここまでしても、形自体がマニアックできっとこのページを参考にして作る人はいないかもしれませんが(!)毎回計算しなくて良いように自分のために記録しておきたいと思います。

ちなみにそれぞれ単色で作る場合のレシピは私の本に3つとも載せています。
(プレーン・抹茶・ココア味それぞれのレシピ。ブログ内検索でほかの味も出て来ます)
ビッグトリスケル型で焼く場合はそれぞれ2倍量でどうぞ。
また白い生地は、アーモンドパウダーで作ればプレーン、ココナッツファインで作るとココナッツ味になるので、お好みで。
写真の白い生地にはココナッツファインを加えてココナッツ味として作りました。





~材料~

シリコンフレックス/ビッグトリスケル6P 1枚分

 卵白 150~160g (M~L玉4個分)
 グラニュー糖 90g
 無塩バター 160g

A(抹茶味)
 粉糖 20g
 薄力粉 17g
 アーモンドパウダー 20g
 抹茶 2g

B(ココア味)
 粉糖 20g
 薄力粉 17g
 ココアパウダー 7g
 アーモンドパウダー 20g

C(プレーンまたはココナッツ味)
 粉糖 20g
 薄力粉 20g
 アーモンドパウダーまたはココナッツファイン 20g

《必要な器具》
・秤
・ミニ泡だて器×3
・小さなボウル×4(うちひとつは皿でも)
・小鍋
・小鍋の底が入る広さのバットやボウル
・ふるい
・絞り袋×3
・ゴムベラ


~下準備~
○A・B・Cの粉類をそれぞれ合わせて、合わせてふるっておく
 (C→A→Bの順にふるうと味が混ざらない)
○型に剥離油か溶かしバターを塗っておく
○小鍋の底が入る広さのバットなどに冷水を入れておく
○オーブンを190度に予熱しておく


~作り方~

①ボウルに卵白とグラニュー糖をすり混ぜ、1つのボウルに約80gずつ分ける

②それぞれのボウルに、A・B・Cのそれぞれのふるった粉類を加えて混ぜる

③小鍋にバターを入れて弱火にかけ、溶けたらまずAの抹茶味用のボウルに50gのバターを加えて混ぜておく

④残りのバターは泡だて器で絶えず混ぜながら加熱し、加熱し続けていくと茶色く色づいてくるので、焦げちゃ色になればその瞬間に用意していた水に鍋底をつけて加熱を止める
 →色止めしないと予熱で焦げすぎて苦味しかなくなるので必ず色止めすること

⑤秤の上に小さなボウルや皿などを置いて目盛りを0にしたら、そこに④の焦がしバターを流し入れ、重さを量る(目安として100gくらい)


⑥BとCのボウルに、⑤のバターを半量ずつ計りながら分け入れ、それぞれなめらかになるまで混ぜたら、A・B・Cそれぞれを絞り袋に入れる

⑦型に薄く油脂スプレーをふきつけ(または薄く油脂を塗り)、3つの生地をまずそれぞれ薄く配置してから、残りを流す(型の8~9分目が目安)
 →最初から1つの生地を分けずに分量どおり流すと、ほかの生地が入る場所にまで広がってしまうため


        ↓


⑧予熱したオーブンに入れ、180度に下げて18~20分焼成、中央に竹串を刺して生地がついてこず火が通っていたら出来上がり
 →18分あたりで一度串を刺してみてその後様子を見ながら加熱


~期限・保存~
 脱酸素剤と共に密閉して常温保存で1週間