ジンジャーマンクッキー | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

ジンジャークッキーは、名前の通り生姜を入れたクッキー。
ヨーロッパ各地に伝わる、香辛料を加えて焼かれる伝統的なクッキーのひとつで、“ジンジャービスケット”“ジンジャースナップ”などとも呼ばれます。

それを人の形で抜いたものが、クリスマスのオーナメントにも欠かせないジンジャーマンクッキー(ジンジャーブレッドマン)。
なぜ人の形なのかの由来は諸説あり、生姜が入っていなくても、人の形をしたクッキーを「ジンジャーマンクッキー」と呼ぶこともあります。

配合も様々で、生の生姜をすりおろして加えるものもあれば、辛さを控えめにするために乾燥のパウダーを使ったものもあり、生姜以外にもシナモンやナツメグなどのスパイス類を加えられることが多いのも特徴。
バニラやココアで甘い香りをつけて食べやすくしてあるものもあります。
(以前のアドベント菓子の記事に2度ほどココアを加えたものを写真だけ載せているので、そちらのレシピはまた後日)

レシピのスパイスの種類と分量は私が好きな配合なのですが、温かいミルクティーによく合う風味で、ざくざくとした食感も癖になる美味しさ♪
冬の間は何度も焼いて、瓶に詰めてリビングに置いています。
この生地は型抜き用ではありますが、やや柔らかめなので、広がりすぎないうちに焼き固まるよう”薄めの3mmに伸ばすこと”と、”シンプルな形で抜くこと”がポイントです。





~材料~

天板2枚分

 薄力粉 120g
 無塩バター 60g
 卵黄 1個(約15g)
 牛乳 5g
 カソナード(ブラウンシュガー) 50g
 グラニュー糖 25g
 塩 軽くひとつまみ
 ジンジャーパウダー 1g
 ナツメグパウダー 1g
 シナモンパウダー 1g


~下準備~
○薄力粉とスパイス(ジンジャー・ナツメグ・シナモン)はあわせてふるう
○バターは1cmほどの角切りにして冷蔵庫で冷やしておく
○天板にオーブンシートを敷いておく


~作り方~

①ボウルまたはフードプロセッサーに薄力粉・スパイス・カソナード・グラニュー糖・塩を入れ、さっと混ぜてからバターを加え、カードまたはフードプロセッサーでバターが細かくなりさらさらになるまで切り混ぜる
 →フードプロセッサーだと一瞬ですが、カードを使う場合は根気良く…

②卵黄と牛乳を加えて更に切り混ぜ、生地がまとまってきたらボウルなどに取り出して、生地の状態が均一になるまでこねる
 →こねるのは、カードだけではまとまりにくい割合のため

③ラップに挟んで3mm厚さに伸ばし、冷蔵庫で1時間以上休ませる
 →休ませることで生地がつながれ、バター分も固まるので抜きやすくなる
 →このまま2日ほど冷蔵可、また冷凍なら1か月ほど保存可(冷蔵庫で解凍してから抜く)

④生地を型で抜き、天板にオーブンシートを敷いた上に並べ、再度硬くなるまで20〜30分冷やす


⑤オーブンを170度に予熱し、予熱が終了したオーブンで13~15分ほど焼く


◆アイシングを塗りたい場合、適量の粉糖に様子を身ながらほんの少量ずつ卵白を加えてその都度よく練り、適度な粘度になったら小さなコロネなどに入れたり楊枝の先を使って模様を描き、乾燥させる


《オーナメントにしたい場合》
 クッキー自体をオーナメントとして焼きたい場合は、ストローなどを使い、リボンを通すための穴を開けて焼きます。
 ただそれを湿気させずに、飾りつつ保存してそのうち食べたい場合は、乾燥剤とともにシーラーなどで密封して、その袋の中に空気が入らないような場所に穴をあけて、リボンを通してツリーなどに飾ります。
 その際はクッキーに穴をあける必要はありません。


《保存・期限》
 密閉容器に入れて常温保存で1~2週間(湿気らない間)。
 またはシリカゲルと共にガス袋に密封した場合、常温保存で3週間~1か月。