ドールケーキ《フォレノワール編》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

型にはまったお菓子なお茶の時間

主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

お恥ずかしながら、今日は私の誕生日。
先日のドールケーキが家族に好評だったので、フォレノワールのドレスを着せて、一足先に昨日祝ってもらいました。
なぜ昨日だったかと言うと、今日の夜に、息子と夫の母が関東へ旅行に向かうため。
夫の姉家族が住む家に泊めてもらうことになっています。
初めてのディズニーランドへいくのが一番の目的で、それ以外にも色々な計画が練られている様子。
夫の妹から5年前の東京のガイドブックを借りて、「俺、お昼はこれがいいな!」
と見せてきたページのコーナーが“3000円代で食べられる巨匠のランチ”
いやいやあなたにはちょっと高いし、その前にもうそのメニューはないと思うΣ(**)笑

ちなみに娘はお留守番。
姉の家にあまり大勢で押しかけるのも迷惑だし、身長が低いので乗れないアトラクションも多いので、楽しめるようになってからが良いかなと言うことで見送り。
そう娘に伝えるとぐずるかもしれないと思いきや、毎日兄と寝る場所(私の隣)を取り合っているので、3日間私を独り占めできる!お茶しよう!温泉にもピクニックにも行こう!ととても楽しみにしていました。
独り占めも何も、普段からかなり娘のほうに構っているはずなのですが…
とりあえず週末は温かく天気も悪くはないようなので、色々楽しめたらと思います。

さてこのドレスケーキですが、作り方の手順は先日のものとほぼ同じ。
材料はスポンジがココア味に、フルーツはダークチェリーに、また少しずつシロップの配合などが変わったくらいです。
飾りとして削ったチョコレートをふんだんにまぶすので、うまく塗れなくてもサマになりやすく、特に変わったデコレーションをしない分時短でもあります。
スポンジを朝焼き、焼いている間にチョコを刻み、仕事から帰ってから急ピッチで飾り付けしてしあげられたほど。
と言っても私の場合、デコレーションは“しない”というより、“できない”といったほうが正しいのですが…

先日のものよりやや高さは低めなので、幼めの顔の人形を使うか(と言っても写真の人形は大人びているのですが)、足が長い人形を使ったり足が長く見えるドレスを着せたい場合・また人数がもう少し多めの時にはそれぞれの材料を1.4~1.7倍(=スポンジの卵が4~5個分の量・焼き時間等は調整)使って作るとバランスが取れると思います。
人形を使わずドーム状のフォレノワールレシピとしてもどうぞ。


DSC_4116.JPG
↑人形はど真ん中に差し込まず少し前に持ってくると、後ろが膨らんでいる感じに。
 散らした大小のハートはトッピングシュガー。


~材料~

ドールケーキ1体分=8~10人分

☆15cm丸デコ型+12cm丸デコ型
 卵 M3個分(約160g)
 グラニュー糖 75g
 薄力粉 60g
 ココアパウダー 15g
 無塩バター 25g

☆クリーム
 生クリーム 350cc
 グラニュー糖 30g
 キルシュ 10cc

☆シロップ
 水 80cc
 グラニュー糖 40g
 キルシュ 40cc

☆飾り
 チョコレート 80g
 ダークチェリー缶  4号缶(425g入)1缶
 ココアパウダー 適量


~下準備~
○小さなボウルにバターを入れておく
○薄力粉一度ふるっておく
○2つの型それぞれに油を薄く塗り、敷き紙を敷いておく
○170度に予熱する


~作り方~

①一度に2台のスポンジケーキを焼き、それぞれ3枚にスライスする

 1.卵と砂糖をボウルに入れて軽くほぐしてから、湯煎で温めながら低速で泡立てる

 2.人肌程度に温まったら湯煎から外し、生地を持ち上げて垂らした時にリボン状に跡が残るようになるまで高速で泡立てる
  →ここでバターが入ったボウルを湯煎にかけておく

 3.低速で1分混ぜ、大きな気泡を抜く
  →この工程をすることでスポンジがより肌理細やかに

 4.薄力粉とココアパウダーを再度奮い入れ、ゴムベラで底からしっかりすくって返すように混ぜる
  →底からすくうように返し、左手でボウルを手前に回す
  →ココアを加えたら気泡が消えやすくなるので手早く(でも混ぜなさすぎは禁物)

 5.粉が見えなくなったら温かい状態のバターを、ゴムベラの表面で受けながら加え、更に底からしっかりすくって返すように混ぜる
  →ゴムベラのクッションなしに加えるとバターが底に沈んでしまう

 6.生地につやが出てむらがない状態まで混ざれば、15cmの型に2/3量(約200g)、12cmの型に残りの1/3量(約100g)を入れる
  →ボウルの側面の生地もきれいに掃って入れるが、ゴムベラに残ったものは入れない

 7.型を数cmの高さから落として空気を抜き、手早くオーブンに入れ、30~35分、竹串を刺しても生地がつかなくなるまで焼成

 8.焼きあがったらそれぞれすぐ10~15cmの高さから落とし、逆さにして網の上に出したまま5分、その後表に戻して乾燥しない様ラップなどで覆い冷ます
  →逆さに冷ますのは、焼成中に生地の重みがかからなかった上部のきめが多少粗くなるため、一時逆さにすることできめを均一に整えるためで、表面も平らになる

 9.完全に冷めたら敷き紙を外し、上部の焼き色がついている部分を薄く削いでから、それぞれのスポンジを3等分にスライスしておく
  →冷ましている間に②と③に取り掛かる

②シロップぼは砂糖と水を小鍋に入れて火にかけ、煮溶けて沸騰したら火からおろし、キルシュを加えて冷ます

③チョコレートはナイフで薄く削り、冷蔵庫で冷やしておく
 →手や室温が暖かいとチョコレートが溶けてしまうので、チョコレートは先に冷やしておくとやりやすい

④ダークチェリーは半分にカットし、クリームの材料は氷水が入ったボウルに底をつけながら、七分立てに泡立てる
 →ホイッパーで持ち上げると角が立たず、落ちた生地の跡がリボン状に残る程度

⑤まず15cmのスポンジ1枚にシロップを打ってチェリーとクリームを重ね、それをもう一度繰り返したら3枚目のスポンジを重ねてシロップを打ち、上面に薄くクリームを塗る
 →ここで使用するシロップやフルーツは、1枚につきそれぞれ約1/5量。

⑥⑤の15cmのケーキの上面に12cmのスライスしたスポンジ1枚を乗せ、シロップを打ってチェリーとクリームを重ね、2枚目のスポンジを乗せたらシロップを打ち、中央のみにチェリーを乗せ、クリームで覆ったら最後のスポンジを重ねて端を少し押さえてシロップを打つ
 →最後に挟むフルーツを中央だけに乗せることで、ドーム状にする
 →ここで使用するシロップとチェリーは、1枚につき残っているシロップとチェリーそれぞれ約1/3量ずつ

⑦残りのクリームでドーム型になるようクリームを塗ったら、表面全体に③で削ったチョコレートをできるだけまんべんなくまぶし、表面の白い部分が見えなくなるように適量のココアパウダーを茶漉しで振りかける

⑧人形に服やアクセサリーなどをつけ(今回はクリームを塗ってココアパウダーを茶漉しでふりかけ、胸の縁の部分を綿棒で拭き取りつつ形を作りました)セットする

20141120_121345.jpg
ネックレスは昨年娘が私に選んでくれたもの。
コサージュには娘のハーブティーから額がついていたブルーマロウを拝借。
頭には造花を飾り、耳にはアラザンを楊枝の先くらいのクリームで貼り付けてピアス風。
あれっ?…きゃーっ、脇にココア!

20141120_121611.jpg
バースデープレートは持ってもらいました。

20141120_120600.jpg
わかりづらいですが、前回見せられなかった断面。
急いだのでスポンジの幅が違うのはご愛嬌…(言い訳)