マチェドニア《イタリアンフルーツサラダ》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

マチェドニアは、様々なフルーツが入っている様を、色々な民族が住むマケドニア王国になぞらえたことから名づけられた、“マケドニア風の”という意味を持つイタリアの甘くて冷たいフルーツサラダ。
作り方は、数種類の好みのフルーツを切って、好みのシロップで甘みをつけて風味が馴染むまで冷やすだけ。
普段食卓で食べる野菜サラダ作りと同じく、好みのフルーツを使って、シロップも好みの風味で、好きな割合で良いんです。
だからここでご紹介するシロップは、野菜サラダで言うドレッシングであり、レシピは私が好きな配合のものであって目安なので、お好みのフルーツ&シロップでどうぞ。
出来上がってすぐに食べても美味しいのですが、できれば数時間馴染ませるだけでも少しだけ発酵してかすかにしゅわっとした舌触りになり、とても良い香り。

ところで色々なレシピを見ていると、シロップの種類は大きく2つに別れます。
ひとつは水分がたっぷりのシロップに漬け込む、フルーツポンチのような感じ。
もうひとつは、水は使わずに砂糖・シトラス系の果汁・ワインやリキュールを合わせ、水分が出てきたら冷やして馴染ませる方法。
どちらも大好きなので、どちらも私の好きな配合で載せておきますが、酸味と甘さがダイレクトに味わえるのは後者で、そのまま食べるのはもちろん、アイスクリームやムース、ブラマンジェなどのミルク系のスイーツともよく合います。
アルコールを加えるかどうかはお好みでOK。
どちらのシロップも、フルーツの甘さや酸味に合わせて、砂糖やレモン汁の量は調整してください。

フルーツの例として出しているのは写真に使ったもの。
冬はいちごの赤い色が加わるととても綺麗ですし、夏は南国風フルーツを使ったトロピカル風にしてみたり、その時に手に入る果物で色々な組み合わせを楽しんでください。


DSC_1589.JPG


~フルーツポンチ風・シロップ漬け~

5~6人分

☆フルーツ(5種類前後・500~600g)
例)ピンクグレープフルーツ 小1/2個
  キウイ 1個
  バナナ 1本
  ブルーベリー 30g
  パイナップル 100g
  りんご 1/2個

☆シロップ(フルーツが浸る程度)
  水 100cc
  グラニュー糖 50g
  レモン汁 15g(大さじ1=約1/2個分)
  白ワインやフルーツリキュールなど 好みで30cc


①シロップの材料を弱火にかけ、グラニュー糖を溶かし、冷ます
 →アルコールは加えなくてもよく、飛ばしたものを加えても良い

②フルーツはそれぞれ1~2口大にカットし、バナナなどの変色しやすいフルーツにはワインやレモン汁(分量外)をふりかけておく

③シロップとフルーツを合わせ、底のほうから軽く混ぜて、冷蔵庫で数時間甘みを馴染ませる(数時間~半日)
 →シロップの量はフルーツが浸かる程度のシロップと言っても容器や大きさなどにより違ってくると思いますので、調整してください。


~果汁・砂糖・リキュールで仕上げるマチェドニア~

5~6人分

☆フルーツ(5種類前後・500~600g)
例)ピンクグレープフルーツ 小1/2個
  キウイ 1個
  バナナ 1本
  ブルーベリー 30g
  パイナップル 100g
  りんご 1/2個

☆シロップ(フルーツ)
  グラニュー糖 30g(大さじ2~3)
  レモン汁orライム果汁 15~30g(大さじ1~2=約1/2~1個分)
  白ワインやフルーツリキュール、またはオレンジジュース 好みで30cc


①シロップの材料を大き目のボウルに入れて混ぜる
 →グラニュー糖は完全に溶けなくてもOK

②フルーツはそれぞれ1~2口大にカットしてボウルに入れ、崩れないよう注意しながらシロップがフルーツ全体に行き渡るよう手や大き目のスプーンで底から混ぜる

③20~30分常温において、少し水分が出てきたら冷蔵庫で冷たくなるまで冷やす(数時間~1日)
 →出来上がったあとに出た水分は、ワインやシャンパンなどで割って飲むのもおすすめ