そのまま、またはソーダやオレンジジュースなどで割って楽しみます。
本場スペインを始めとしたヨーロッパでは、安いワインほどサングリアに向いているとも言われていて、飲み残しやあまり好みに合わなかったワインを使っても美味しくできるため、日常的に飲まれているのだそう。
私はもともとあまりお酒に強いほうではないのですが、サングリアの甘さは好きで、唯一自分から飲みたいと思って作るお酒です。
赤ワインで作る王道サングリアにはやっぱり、定番のレモン・オレンジ・りんごあたりがおすすめ。
ちなみにサングリアと言う名前はスペイン語で“赤い血”を意味する“サングレ”が由来で、白ワインで作ったものは“サングリア・ブランカ”と呼ばれます。
寒い季節には、鍋で沸騰直前まで温めホットにしても体が温まります。
飲み終わったあとのフルーツも、ジャムやゼリー作りなどにぴったりです。
～作り方～
７００ｍｌの容器分(出来上がりは４００ｍｌ前後・３～４杯分)
☆基本の材料
赤ワイン ３５０～４００ｍｌ(１/２本前後)
フルーツ(ワインから出ない程度)
例）レモン １／２個
オレンジ １／２個
りんご １／２個
シナモンスティック １本(ワイン７５０ｍｌ分まで１本)
ブランデーやラム酒、コアントローなど 好みで２０～３０ｃｃ
グラニュー糖 １５～４０ｇ（約大さじ１～３）
※グラニュー糖 大さじ１＝１３ｇ
①よく洗って水気を切ったフルーツを適当な大きさにカットして、ピッチャーやボトルに入れる
→この時オレンジやレモンは軽く絞りながら加えると更に甘さが引き締まり爽やかな風味に
②フルーツに赤ワインとグラニュー糖を注ぎ、軽く混ぜる
→砂糖はお好みで適量のはちみつなどでも良く、また加えなくても良い
③シナモンスティックと洋酒を混ぜる
→この時点でオレンジジュースを加えるのもあり
④数時間ほど味をなじませたら飲む直前にフルーツを取り出し(または漉しながら)、赤ワインをそのまま、またはソーダやオレンジジュースで割って飲む
→氷を入れ、レモンやオレンジを飾るときれい
～フルーツについて～
種類はお好みですが、やっぱり必ず入れたいものはレモンとオレンジ。
レモン・オレンジは皮つきのまま（無農薬でなければ塩でよく洗って）薄い輪切りまたはくし切りにし、他のフルーツは皮を剥いてから小さめのくし切りや乱切りにカットします。
りんご、バナナ、マンゴー、パイナップル、もも、プラム、パイナップル、ベリー類、チェリー他、スーパーなどで売られているカット済みのフルーツを使うのも無駄が出ず手軽です。
またレシピの量は目安ですので、フルーツがワインに対して多すぎなければ(＝フルーツがワインに浮かないほど多いなど)基本的にはどれくらいでも美味しくできます。
残ったフルーツ（皮を剥いたもの）は約３０％の砂糖と共に煮詰めて赤ワイン風味のフルーツジャムに。
白ワインで作ったものは風味が良いためジャム以外にゼリーなどにもおすすめです。
～スパイスについて～
シナモン以外にも、クローブやバニラ、ナツメグや八角など色々なスパイスが合います。
１つでも、数種類混ぜて漬け込んでもＯＫ。
量は様子を見ながらお好みで。
またシナモンスティックや他のスパイスも、パウダーを使うと風味が強くなります。
そしてシナモンスティックは、レシピの倍量=７５０ｍｌ(ワイン１本分)作る場合でも１本でＯＫです。
～ワイン以外に加えるお酒について～
ブランデーやラム酒、コアントロー、ウイスキー、シェリー酒などをお好みで、使用したワインの５％前後加えると、風味が加わり味に深みが増します。
スピリッツ系の、お菓子作りに使っても美味しい洋酒はサングリアに結構合います。
ただお酒に酔いやすい方は入れないほうが飲みやすいです。
～甘みについて～
グラニュー糖の量はお好みです。
私の場合、例えば酸味があるフルーツを使った時は多めに加えたり、甘いサイダーで割りたい気分の時は逆に加えなかったりもします。
グラニュー糖は他の砂糖でもよく、またはちみつやメープルやアガベなど他のシロップ、缶詰を使う場合は缶詰のシロップ等に変えてもＯＫ。
～おまけ・即席サングリア風～
ワインをオレンジジュースやサイダーで割って、オレンジやレモン果汁を加え、グラニュー糖やシロップなどで甘みをつけます。