■香功(Xiang Gong/シャンゴン)霊視改善レポート Vol.5
【真・鉢魚双分】By はすみ
▼一般的に普及している鉢魚双分▼
足は肩幅に広げて立つ。胸の高さで両掌を 上に向け(金魚鉢を左右に分ける感じで指先は伸ばさない)、左右に開いたり閉 じたりする。
閉じた時の両手は触れあわないようにし、肘から上(肩に向かっ て)も動かさない。
手首も伸ばしたまま振らないように気をつけて36回繰り返す。
掌を上に向けて肘から先を左右に動かす動作となっているが、菩薩撫琴と同じく掌に若干気を感じるものの肘から上には何も感じるものがない。
▼霊視後の「真・鉢魚双分」▼
「真・菩薩撫琴」と 「真・鉢魚双分」は対を成している。
「真・菩薩撫琴」で下から上に流した場合は「真・鉢 魚双分」で上から下に流し、「真・菩薩撫琴」で上から下へ流した場合は「真・鉢魚双分」で下から上に流す。
百会から吸い下げる功法では気持ち悪くなってしまう体質の人のために、今回は 掌を活用し、上から下に流していく。
★「真・鉢魚双分」×7~36回
①真・腰入れ、真・顎引きの状態で立つ。
②左右の掌に一つずつ、水の入った鉢(金魚鉢)を載せている態勢となる。
肘を軽く曲げ、掌を上に向ける。
膝は緩め、腕から指先の重みを感じるように緩める。
③吸う時の気の流れは、掌から息を吸い、腕を通して鎖骨の内側へ。
中央内側の気管支から下丹田へと下ろしていく。
このとき、左右の金魚鉢の水平を保ちながら、可能な限り肩甲骨を近づけていくように胸を開く。
④腹を十分に膨らませて丹田いっぱいに息を吸ったら肛門を緩め、下方へとゆっくり息を吐いていく。
このとき金魚鉢を水平に保ちながら、肘と肘をくっつける状態まで胸を締め、息を吐ききる。
下方へ気を吐いていくときには、足の裏からも肛門からも、上半身全体が溶け落ちるかのごとく吐く。
※ 真・腰入れ・・・肛門と臍を結ぶ一直線を体内で意識 する。その直線を結び付け ていくように、体内で引寄せていくと、自然に骨盤が 動き背骨がバランスよく 乗っかってくる。
※ 真・顎引き・・・真・腰入れの状態で、ぼんのくぼを 緩めることで顎を引く。
==参加者の感想==
既存のものは、呼吸を意識することもなく簡単に済ませて いたのですが、「真・鉢魚 双分」では呼吸と丹田と腕の位置を意識しながら行うようになったので、体を取り囲むような気を感じるようになりました。