寒い日が続く時の首・肩・耳・頭痛

先月の終わりから今月にかけて「首が痛くて曲げられない」「首肩のコリで頭痛がする」「頭痛と首の痛みで耳まで痛い」という人駆け込みの方が続出しています。


横浜も例年にない寒さで冷えが加速し、普段から精神的にだけではなく身体にもストレスのある方は、一気に症状が悪くなっているようです。


こんな時にセルフケアだけで解決するのは中々難しいとは思いますが、遠方の方からもお問い合わせを頂いているので、ざっくりと対策をお伝えしたいと思います。

首や肩には、痛む部位に対する対処がまず必要です。
それに加えて、寒さとストレスによって増悪している症状がある場合にチェックして頂きたいのが小腸経のライン

小腸経では、特に肘から肩にかけてのラインをたどっていって特に痛みのあるところを見つけて下さい。
やり方は、腕を三角巾で吊った時のように(骨折した時のスタイル)肘を曲げて手の平を胃に当てます。
そのままもう一方の手で肘の尖った骨から肩先の骨までのラインを少しずつ押さえながらたどって下さい。
特に痛い所にお灸するか指圧して下さい。

そして、胆経のライン

ここで使用するツボは

陽稜泉(お灸か指圧)

足臨泣(お灸か指圧)

どちらも正確な位置を見つけるよりも、その付近で押して見て痛い所で大丈夫です。


そして、耳を取り囲むライン

(画像は全て「まんが経穴入門」より)

このラインは手の平の手首に近い盛り上がった所全体で頭を圧迫し、少し揉むように動かす、という方法でほぐしていくと良いと思います。

日照時間は伸びてきているもののまだまだ寒い日が続きそうです。
今の時期のメンテナンスが春から夏にかけての身体の状態に大きく影響しますので、是非痛みを放置したり、無理をしたりなさらないようにして下さい。

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