子供が「干しいもが食べたい」と言い出しました。妖怪人間ベロが食べているからだそうです
彼らも大変ですね。各所で人間を助けては、そのために追われるように在所を変えなくてはなりません。心から申し訳ない気持ちでいっぱいです。飽きるほど干しいもを食べているそうです
彼らが干しいもばかり食べている、と聞いて少し心配になりました。干しいもは、他の乾物と同様に太陽の光を浴びることによって陽の気が強くなっているはずです。ベム、ベラ、ベロは妖怪にしては昼間も普通に行動していますからあまり心配はいらないかもしれませんが、妖怪は妖怪ですから身体は陰性が強いのでは?その彼らが大量の干しいも。大丈夫なのだろうか!
さて、干しいもです
まずサツマイモを洗ってねっとりするくらい蒸します。弱火から中火で30分以上じっくり蒸すとおいしい干しいもになるようです
次に熱い内に皮を剥いて1cmくらいの薄さに切ります。包丁を濡らしたり、おいもが大きい場合は縦に置いて包丁との接触面を小さくするとおいもが崩れにくいです
ざるに並べて天日で干します。夜は取り込み、日中は日差しを浴びさせること最低4日。一日一回ひっくり返して干しつづけます。厚みがあればもっとかかります。虫と鳥対策の洗濯ネットがかぶっています
と、いうのが正統派天日干しいも。その一方でそこまで待てないので、オーブンで短時間に干してしまうバージョン
100度に熱したオーブンの天板に網をのせ、蒸して薄切りにしたおいもを並べます。両面を約1時間ずつ熱し、そのまま冷まします
こちらはちょっと贅沢な安納芋の干しいも
とってもおいしいです
干しいもはむっちりした歯ごたえがたまりません
空気が乾燥するこれからはドライフルーツなど乾物を作るのには適した気候になります。関東地方はしばらく晴れが続くようですので干しいも日和かもしれません