韓国のお土産で
掘りたて高麗人参
なつめ
を頂きました
上品(じょうほん)とは、「神農本草経」にある区別で、365種の薬物が上品・中品・下品の三品に分類されています。上品は無毒で長期服用が可能な養命薬、中品は毒にもなり得る養性薬、下品は毒が強く長期服用が不可能な治病薬としている
wikipedia より
薬物といっても、後漢代の本ですから草、木、鉱物など、いわゆる漢方薬として使われている物が分類されています。健康食品や健康補助食品は、この分類からすると全て上品であるべきですね
因みに健康補助食品として私の大好きなスッポンは中品、惜しい!(何が?)
さて、高麗人参となつめはどちらも上品
毎日食べても良いとされているものですね。
生の高麗人参は珍しいと思っていましたが、先日デパートの食品売り場でも長野県産のものを見かけました。
頂いた時に食べ方を
マヨネーズをつけてそのまま
スライスして天ぷらやかき揚げ
と伺いました
かじってみると、最後に独特の苦みが口に残る程度で、高麗人参エキスを舐めた時のような即座に「うぇ~」という感じではありません
高麗人参の効能は
虚弱体質の改善
肉体疲労の回復
食欲不振や胃腸障害の改善
免疫力の向上
ストレス緩和
など
高血圧の方には良くないということも言われますが、これは強心作用のためだと思われます
医師による検査データでも
血圧調整作用が見られた
(高血圧は下がり低血圧は上がる)としてあるものもあり、少数ですが高血圧の方の血圧がさらに上昇してしまった、というケースも紹介されていました
また、精製法の違いで
高血圧には紅参なら良いが、白参は不適当とも言われています
一方、なつめの効能は
動悸、息切れ、
筋力強化
冷え症
貧血、生理痛
不眠
自律神経調整
免疫力向上
血圧降下
肝臓の強化(薬物の副作用緩和)など。
花粉症、アレルギーにも効果があるとされています
なつめは参鶏湯など、薬膳には必ず入っていますが、それはなつめの効能として、
他の薬物の効能を強化したり、まとめたりする機能をもっている、とされているためです
せっかくですから、なつめは他の食材と組み合わせた方が、より効果を発揮するかもしれません
私も高麗人参となつめで自家製養○酒でも作ろうかな、と、思っていたのですが、両方とも余りにおいし過ぎて食べてしまいました
特になつめ!
日本でも漢方薬局で買って食べているのですが、今回頂いたものほどおいしい物はありません。おやつになつめを買って食べる人が少ないので日本では余り売れないのでしょうね。漢方薬といえども鮮度が命
ドンドン新しい物を仕入れているようなところでは、ウットリするようなよい香りがするそうです。
韓国の薬草市場にも行ってみたいです