マンハッタンで働いている男友達と話していたら
「相変わらず日本の女性はvalueが高いよ」
と、言いました。
アジアの中でも特別だと思う、と
valueね、値打ちが高いということでしょう
どこの国の女性が良いかということについては、多分に好みの問題もあるでしょうけれど、話のついでに「経営者も、トラブルに見舞われると、奮起するより萎れちゃう人が多いかも」という話になりました
特定のグループの、最も目立つ特徴をクローズアップして、タイプ別に分けるというのは血液型に見られるように賛否両論があるわけですが
気候風土や国としての価値観、つまり環境が性格に影響を与えるという観点から見ると、日本人に共通する点というのは確かにあると感じます
それが、水っぽさ
水というのは、自在に形を変えてとどまらない一方、容れ物の形に関わらず何にでも収まります
流水のごとく収入が不確定であることから「水商売」という言葉も生まれたように、日本人は総じて水っぽいのではないかと感じるのです
日本は湿気が多いので、体質的には脾虚(ひきょ)になりやすいのです
脾虚の特徴は、循環器と消化器の働きの悪さとして現れます
胃腸が弱い
下痢をしやすい
皮膚に水気が多く、しまりがない
疲れやすくスタミナがない
舌が回りにくい
性格的には
憂いやすい → 落ち込みやすい
慎重 → 決断力がない
真面目 → 柔軟性に乏しい
優柔不断 → 白黒をはっきりつけない
押しが弱い → 自己主張が苦手
記憶力や洞察力に優れる
元来の日本の家は、湿気の多い気候にうまく対応するため、紙や木で風通しが良く湿気がたまらないような工夫がなされていました
最近の住宅は気密性が高いため、湿気がこもり易い。さらにエアコンの普及で、夏は湿気が冷え、冬はさらに肌が乾燥する。男性でも冷え性急増、日本女性のキメ細やかな肌の危機は着実に進行しています
そして、もう一つ、日本人の脳の使い方の問題があります
虫の音に、情緒を感じるのは日本人だけだ、という話の根拠になった、日本人の脳の使い方に関する研究によると、
西欧人や中国、韓国人は、論理思考を司る左脳でロゴス(ロジック)、直感脳と呼ばれる右脳でパトス(感情)を処理していると言われるのに対し
世界でもほぼ日本人だけが、虫の声や、泣き声や笑い声、せせらぎの音なども、特に分離せずに知性の脳である左脳で聞いているそうです
つまり、その意味では日本人は論理も感情も一緒に処理している。裏を反すとどんな場面でも情に棹差して流されやすい、ということになろうかと思います
だから激しくなかったり、忘れっぽかったり、あいまいだったり、打たれ弱かったり、言わなくてもわかってもらえるだろうと信じてしまったり、するような気がします
「この恨み、末代まで・・・」なんていうタイプの人は、余りいないので、かえって物語になって語り継がれてしまうのかな
ニューエイジあたりからは、鯨やイルカやの声や、せせらぎの音がヒーリングミュージックとして、ハワイでもたくさん売られていたけれど、大多数のアメリカ人にとっては、あれは未だに雑音なのだろうか?
さて、そうなると、気になるのは、アリストテレスが、ロゴス、パトスと共に、説得力のもう一つの要素としてあげた「エトス」(品性とか徳のようなものとされていますね)
ひょっとして一番大切かもしれない、この「エトス」って、きちんと日本人の左か右の脳の中にインプットされているでしょうか
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