いやな感情があるから自分になれる | NZの心理療法家が教える【セルフコンパッション体感講座】

NZの心理療法家が教える【セルフコンパッション体感講座】

自分の「感情」「思考」の扱い方が分からない方へ「人生の主導権」を取り戻し、どこでも、誰といても、自分らしく生きるためのエッセンスを発信!世界水準のニュージーランド大学院の心理療法国家資格 自分とつながる瞑想歴30年以上。50カ国1500件以上の方をサポート!

人生の流れが変わる心のレッスン

Seikoです。

 

 

リルケの言葉

 

"What is happening in your innermost self 

is worthy of your entire love." 

 


『あなたの心の一番奥底にあるものは

あなたのすべての愛情に値する』

 

 

私にとって

 

本当に衝撃的な言葉でした。

 

 

 

 

それは、この言葉に出会った時

 

私の心の奥深くで感じている気持ちが

 

軽蔑心だったからです。

 

 

 

わたしは「軽蔑心」に対して

 

強い嫌悪感を抱いていました。

 

なんとかして

 

自分の中から消したい…

 

 

 

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リルケの言葉に出会ってから

 

私は毎日自分の軽蔑心に対して

 

ありったけの敬意と愛情をこめて

 

接するように心がけました。

 

 

 

「軽蔑心があってもいいよ」

 

「軽蔑心があっても

私は自分の愛情のすべてに値するんだ」と

 

自分に語りかけるように努力しました。

 

 

 

軽べつ心を

どうこうするのではなく

逆に、心の中に

軽蔑心の居場所を創りました。

 

 

心から追い出そうとするのをやめたんです。

 

 

とにかく、親が子をいとおしく思うように

 

軽蔑心という自分の一部に対して

 

敬意と愛情を持って接する努力をしました。

 

 

 

 

内側から湧き上がる思いを

 

それがどんなに醜く嫌な思いであれ

 

大切にする―

 

 

 

自分自身のありのままの心に

 

素直に寄り添うー

 

 

 

リルケが言ってることって

 

こういうことかな・・・

 

 

 

でもこれを

 

自分の中に落とし込むには

 

かなり練習が必要でした💦

 

 

 

 

というのも

 

自分の気持ちに寄り添おうとすると

 

必ずといっていいほど

 

否定的な気持ちが出てくるのです。

 

 

 

「軽蔑心なんてもってるお前は最悪だ!」ゲロー

 

と自分を批判したり

 

 

 

軽蔑心を感じてる相手を

 

「~にもいいところがあるんだから」とか

 

ポジディブに思うことで

 

無理矢理受け容れようとして

 

余計に葛藤したり・・・チーン

 

 

 

ある時は込み上げてくる軽蔑心で

 

ムカムカしたり・・・ムキー

 

 

 

心ってほんとやっかい!

 

 

 

 

まーそういう時は

 

「軽蔑心ちゃん、いらっしゃい!

 

お茶でも飲んできなよー」とか

 

心の中で話しかけながら

 

一人芝居してました(笑)

 

 

 

 

 

リルケの言葉に出会うちょっと前に

 

実は私は「軽蔑心」を解決するために

 

高い料金を払って、セラピストと一緒に

 

心のワークをしました。

 

 

 

 

一生懸命取り組んだのに

 

思うように解決できませんでした。

 

 

 

リルケの言葉を実践するうちに

 

なんで解決できなかったのか

 

分かりました。

 

 

 

「解決したい」と思って

 

心のワークに取り組んだけど

 

 

 

本当はこの感情を感じるのがいやで

 

自分の中から消したいと

 

思ってたことに気がついたのです。

 

 

 

 

 

私たちは

 

自分の一部を受け容れられない時

 

自分の心の一部を切り捨てようとする時

 

とても苦しみます。

 

 

 

そのような方法で解決しようとしても

 

一時的にはうまく行ったように見えたとしても

 

絶対解決されません。

 

自分の一部を否定しながら

 

幸福にはなれないから。

 

 

 

心理学では

 

私たちの奥底には

 

あますところなく自分を包み込み

 

成長しようとする衝動があるといいます。

 

 

 

リルケの言う意味は

 

内側から湧き上がる思いは

 

どんな思いでも、一切差別なく

 

愛情を注ぐ価値があるということ。

 

 

 

具体的には

 

自分の中から自然にあふれる感情を

 

それがどんなに嫌な気持ちでも

 

どうこうしない、ということなのです。

 

 

 

ただただ心に感じることを

 

味わうということ。

 

 

 

自分の感じることをコントロールしないということ。

 

 

それが、自分に共感し

 

ありのままを受け容れるということ。

 

 

 

リルケの言葉を実践しながら感じたことは

 

自分の心に寄り添うと

 

自分が自分と一体になる感じがするのです。

 

自分の心への共感と受容がますほど

 

自分が自分に戻っていく感覚。

 

 

 

ありのままに湧き上がる感情を

 

差別せず受け容れることで見えてきたことは

 

それまでにまったく触れたことのない

 

自己無価値感でした。

 

 

それが突破口となり

 

究極の自己受容につながっていったのです。

 

 

 

究極の自己否定は

 

実は究極の自己受容への

 

最短距離だったんだと

 

身を持って学びました。

 

 

 

そのプロセスについては

 

また改めて書きたいと思います。

 

 

みなさんも、もし切り捨てたい感情が

 

あると感じていたら

 

ぜひリルケの言葉を

 

実践してみてくださいね。