東京国立近代美術館の「所蔵作品展 MOMATコレクション」で、長谷川潔の「時 静物画」を見て感動し、早速この2冊を図書館で借りた。

 

長谷川潔作品集-京都国立近代美術館所蔵  (編集)京都国立近代美術館

 

銅版画長谷川潔 作品のひみつ  (企画・監修)横浜美術館

 

いつも思うのだが、本当に図書館はありがたい。

「長谷川潔作品集」は現在一般の本屋さんでは手に入らず、古書でも高価な値段がついている。しかし、図書館なら予約し待てば手に入る。

じっくりと楽しんだ。

本書によると、京都国立近代美術館は、作品のほとんどを長谷川潔氏自身から購入しているため状態がとても良いそうだ。なるほどー。

 

これが我が家にある京都国立近代美術館所蔵の長谷川潔の「金魚鉢の中の小鳥」のポストカードである。

 

一方、「銅版画長谷川潔 作品のひみつ」によると、横浜美術館は、長谷川潔が横浜生まれということで開館前から作品を収集しており、版画が約650点も所蔵しているそうだ。ひえー。

 

さらに、日本側遺族からも1000点以上の水彩、素描、下絵、銅版の原版も50枚寄贈されたそうだ。「いまは当館のコレクションは日本最大のみならず世界最大の規模に成長しています」と書かれている。

 

いや、これは見に行きたいものである。

と、早速、横浜美術館のウェブサイトを見ると、現在「横浜美術館コレクション展」が催されており、長谷川潔作品も数点展示されているようだ。

 

「作品リスト」を見ると、バーサ・ラム、吉田博の版画も!日本画の小林古径、速水御舟らの作品も出展される。これは行きたい!