高山駅から「特急ひだ」に乗って名古屋へ向かう私たち。
窓の外は雪景色。
高山は、日本アルプスの中にあるものね。
リチャ殿
は、山に登りたい気満々だったけど。
冬の山はレベルが高すぎます。
(-。－；)
名古屋に近づくにつれ、雪景色は無くなってゆきます。
そして、約２時間後に名古屋へ到着。
乗り換え時間は２０分！！
そうなんです。
名古屋は乗り換えのみでした。
名古屋のみなさん、すみません。。
(ﾉ_-｡)
乗り換えたのは、「高速みえ」
雰囲気は、完全なるローカル線。
でも、各駅停車ではなく、幾つかの駅をすっ飛ばしての高速で。
一番前の一車両（しかも車両の中の半分だけ）が指定席。
高山駅で座席指定したので、堂々と指定席に乗りましたが。
目的地までの途中の路線がジャパン・レイル・パスの区域ではないらしく、
その分の料金は車内で支払い。
（一人５１０円だったかなぁ）
で、到着したのは・・・。
伊勢市駅。
伊勢駅じゃなくて、伊勢市駅なのね。
「市」も入れちゃうんだー。
(￣▽+￣*)
今回の旅で一番の目的地です。
駅から歩いて１０分ほどのホテルにチェックイン。
道を知らないから遠回り＆ちょいと迷って２０分くらいかかっちゃったけど。
で、
翌日のプランがぎゅうぎゅうだったため、
本日中に是非行っておきたかった・・・
伊勢神宮の外宮。
伊勢神宮の参拝では、この外宮から最初にお参りにするそうです。
本当は、朝にお参りするのがいいそうですが。
私たちは時間の関係のため（翌日の予定もみっちり詰まっているため）、
高山から到着したその日の夕方に参拝。
外宮内は、静寂。
夕方で人もまばらだったのもありますが、
第一鳥居（一つ前の写真）をくぐった瞬間から
空気がガラリと変わった気がします。
外宮に入ったら、まずは正宮からお参り。
外宮の正式名は豊受大神宮。
恐れ多くて、真正面からの写真撮影はできませんでした。
この正宮には、豊受大御神が祀られています。
衣食住の神様。
神聖な気持ちでゆっくり正宮前に。
今まで衣食住に困ることなく、
幸せに暮らせたことに感謝して手を合わせました。
ここに来る前に、列車の中でリチャ殿と一緒に参拝の作法を勉強。
リチャ殿もちょっと緊張した面持ち。
こういう緊張感って日本ならではなのかもしれません。
教会でイエスキリストの前で静かに手をあわせる感覚と
似ているかもしれないけれど、
太陽を始め、ものや動物ひとつひとつに神様が宿っていて、
それに感謝することで私たちの生活は成り立っている、
という思想は日本独特。
せっかく日本に来たのだから、
そして日本人妻と結婚したのだから（笑）
日本独特の風習や文化にもっともっと触れて欲しい。
日本語を勉強していく上でも、こいういう体験は必要よね。
「いただきます」「ごちそうさま」「もったいない」「太陽さんが見てるから」
といった言葉は、それに由来しているのではないかと。
参拝の後に、正宮の中をちらっと拝見。
２０１３年に式年遷宮が行われたばかりの建物はまだまだ真新しくて、
木々のいい匂いがして、
日々の殺伐としたものの中から心が洗われる思いでした。
正宮参拝後は、外宮の中にある３つの別宮を参拝。
多賀宮
（豊受大御神の荒御魂をお祀りする別宮）
↓
土宮
（古くから外宮一帯の鎮守の神がお祀りする別宮）
↓
風宮
（風雨や天候を司る農作物の守護神をお祀りする別宮）
の順にゆっくり参拝。
（この順序もあらかじめ勉強しておきました）
なんだか、この静寂さが気に入ったらしく、
いつも早歩きのリチャ殿がカタツムリのようにゆっくりで
なかなか進まず。
そうこうしているうちに、外宮のクローズの時間。
２０１３年に建てられた式年遷宮記念 せんぐう館にも
行ってみたかったけれど、
時間切れ。(ﾉ_-｡)
でも、長い１日だったけれど、
１日の最後に心が洗われた気分で疲れが吹っ飛びました。
暗くなってゆく伊勢の街を歩き、
お店がどんどん閉まっていくのを横目で見ながら、
一旦、ホテルへ戻り、夕ご飯へ再びゴー。
・・・でも。
ここもやっぱり高山と同じ現象が。
やっぱりホテルの人にオススメの居酒屋さんを教えてもらい、
その周辺へ行ってみるも、
本当にこの辺りに居酒屋があるの？
ってくらい静寂。
苦笑。
ポツンと明かりが灯ったところにお目当ての居酒屋さんがありましたが、
海鮮料理が中心で、「肉料理はありません」と張り紙が。
ここらで、すっかり肉づいているリチャ殿。
焼き鳥が食べたい！
（だから居酒屋か焼き鳥屋さんを探していた）
ということで、暗がりの道をちょっと戻ったところに、
ほんのり明かりがついてるじゃないの。
こんな感じで。
中を覗いたら、おばさんが一人でテレビ見てる。
笑。
中から、
どうぞ、入ってきてくださーい
と声がしたので、入ってみることに。
自宅を改造しましたか？
という作りの居酒屋で、玄関がある！
おじさんと二人、夫婦で切り盛りしてる感じの居酒屋。
なんと！７時すぎだというのに、このありさま。
お客は私たちと写真のこの男性のみ。
手持ちぶたさに、生ビールを運んできたおばさんに話しかけてみるも、
話が続かず。
逆に、話しかけないでオーラを放される。
居心地悪いったら、ありゃしない。
A=´、｀=)ゞ
でも、リチャ殿は、そっけない感じのこの居酒屋もまた日本！と
楽しんでいたようだし。
リチャ殿念願の焼き鳥にもありつけたし、ヨシとしますか。
こんなところで、こんな絶品にも出会えたりします。
伊勢海老雑炊。
二人分はあろうかという鍋にみっちりと！
リチャ殿は、焼き鳥に忙しかったので、
これをロンドナー
ひとりでたらいあげましたとさ。
出てきたーーー！！！
伊勢海老が半分入っとるー！！！
絶品💕
