日本でも、知っている人は結構多いと思いますが、イギリス人に関しては、あまり知られていないであろう、ガレット・デ・ロワ(Galette des rois)。


名前がフランス語だけに、フランスで主に食べられているものと思われますが、イエス・キリストの顕現を記念する、公現祭のお祝いのケーキということで、キリスト教が主宗教の国では名前を変えつつも存在するようです。

Wikiってみると、英語ではKing cakeとかKing's cakeとか言われるらしいです。まぁ、原語そのままってことですね、フランス語を訳せば「王様のケーキ」ですから^^ ちょっとピンとこないが…


公現祭の当日に食べるものと思っていたのですが、クリスマス以降1月6日までの間に食べるみたいなので、今日にこだわる必要はありませんでした


フェーブと呼ばれる小さいお人形だったり、最近は陶器製のマカロンなどをこのケーキを焼くときにしのばせて、食べるときに、それがカットされたケーキの中に入っていた人が、「王様」となり、その一年ラッキーに過ごせると言われているものです。

フェーブという言葉自体は、そらまめだそうで、その昔はそらまめを入れていたそうです。


さて、このガレット・デ・ロワ。料理学校時代にお菓子の中級クラスで作って以来、ずっと年初に作ろうと思いながら、ここ2-3年、いつも日本に帰国して作らずじまいだったので、帰国しなかった今年は… 作りました!


パイ生地から作ろうとするから、腰が重くなるのですが、年明けて少し暇だったこともあり、頑張りました。

作りはじめてしまえば、時間はかかりますが、大して面倒なものでもないのですけれどね、、、でも今回の生地は、今までの中で一番上手くできたかも。ぷくぷくと空気が層の中に含まれることもなく、バターがにじみ出てくることもなく、スムースな生地ができました♪



ロンドンでつくる・たべる-galette de rois1

これは、生地の中にクレームダマンド(アーモンドクリーム)と、今回はこれまた頑張って作ったゆであずきを入れて、上からかぶせたとことです。


これに、模様をつけて焼くとこんな感じに。


ロンドンでつくる・たべる-galette de rois2



で上にふった粉糖で焦げ目をつけるためにもう一度オーブンへ入れるのですが、うちのオーブン、ガス式で、焼きにむらがあり、外側の温度が高いため、内側がこんがりするまでもうちょっと…とやっているうちに、結局外側が焦げてしまいました


ロンドンでつくる・たべる-galette de rois3


生地が半分残っているので、明日もう一度、外側を焦がさずに、真ん中まで上手く焼き色をつける小技を考えて、再挑戦します!!!


試食したところ、あずきを入れるなら、クレームダマンドの甘さを少し控えめにした方が良い気がしました。それか、せっかくこのために作ったのだけれど…クレームダマンドのみで作った方が好みかも…


あんこはパンに混ぜこんだり、別のお菓子に使えるので、いいんです、あまっても