平日でもとても賑わう、ボンドストリートにある百貨店セルフリッジズ。
地下の一角に、鍵穴のあるブルーのドアと、ドアベルが下がっていました。
鍵を渡されてドアを空けて中に入ると。。。
突然外の音が遮られ、静かな鳥の鳴き声の中でハーブティーを作っている女性達。
これはセルフリッジズ百貨店と、メイフェアにあるイギリスのモダンな伝統工芸品を扱うギャラリーショップ、ニュークラフツメンがコラボレーションして行っているワークショップでした。
忙しい日常を忘れて、手を動かし五感を使ってあなたの「場所(家)」を作りましょう、というコンセプトです。
この日はハーブティーメイキング。
沢山のハーブの中から自分で選んでミックスして、
予め用意してあった木綿の布に包み、
作家さんが作ったグラスで、たった今自分が作ったミックスのハーブティーを頂きました。私はハイビスカスを入れたので、赤くきれいな色が出ました。
なんてことはなく、とてもシンプルなワークショップですが、
照明を落とし音も遮った静かな空間で、作家さんの話しを聞きながらハーブティーを頂くのはとてもリラックス出来て、急いで買物を済ませて帰ろうと慌ただしくしていたところで、気持ちの切り替えが出来てリフレッシュ出来ました。
その他にも参加型のワークショップがいくつかあり、若手クラフト作家の活動を知るにもとても良いきっかけになりました。
クラフト作品はけして安価なものではなく、生産にも時間を要するの消費社会とは真逆をいく世界ですが、人の手によってしっかりと作られたものは長く大事に使いたいと思わせてくれます。セルフリッジズのような大きな百貨店がこういったコラボレーションに協力することは、とても興味深いことだと思いました。