2016322日に、愛知県瀬戸市の乗馬クラブから脱走したシマウマ。

結局、この「大捕り物」は、「シマウマの溺死」という結果で終わってしまった。


シマウマ脱走騒動は、

◇移動動物園を経営する男性が、一時的に愛知県瀬戸市の乗馬クラブにシマウマを預けた

22日の午後5時半ごろ、乗馬クラブからシマウマが、木製の柵を押し上げて脱走

◇シマウマは、乗馬クラブから約3.5キロ離れた岐阜県土岐市のゴルフコースに逃げ込んだ

23日、ゴルフ場を休業して、大捕物が繰り広げられた

◇シマウマの動きを鈍らせようと、「吹き矢」で麻酔が何発も打ち込まれた

◇池の中に逃げ込み溺死した

という経緯である。


結果論をいろいろ言うのは、申し訳ないが、メディアの報道によると、麻酔薬の吹き矢は、11発中9発が命中した、という報道もあり、明らかに、打ち込み過ぎであろう。


映像を見ている限り、比較的、シマウマはおとなしかった。

シマウマは、蹴り上げる力がものすごいそうで、警察官も安易に、近づけなかったと思うが、「麻酔で動きを鈍ぶらす作戦」にしたのであれば、34発打ちこんだ時点で、人間が近寄らずに、営業休止中のゴルフ場で麻酔が効くまで、人間が追いかけまわさずに、ほったらかしにしておくべきだったと思う。


野生のシマウマは、人間が追えば、人間が近づかないと考える池に飛び込むのは、必然である。

麻酔を打たなければ、仮に池に入っても、溺死することはなかってはずであるが、意識朦朧のシマウマが池に入れば、当然、溺死する確率は高まる。


ニュース映像を見ていると、麻酔薬を吹き矢で打ち込んだ獣医は、麻酔をシマウマに投与するのは初めてだったと語っていたが、おそらく、大型動物を専門に扱う獣医であろうから、馬や牛がどの程度で麻酔が効くかは、経験もあっただろう。

それから考えれば、体重は200キロだし、通常の馬よりも相当軽く、報道されているそうな麻酔本数は「やり過ぎ」である。


警察は、獣医師の選定と対応策を含め動物脱走・捕獲に関する対応手順を確立するべきであろう。


それにしても、気になるのは、22日のシマウマ脱走時の道路を走行するシマウマの画像です。

シマウマの後ろを走行していた車からの撮影のようですが、停車しているようには見えないので、「運転中にスマホで撮影」だとしたら、厳密には、道交法違反だよなぁ、と余計なことが気になってしまいました。


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