リオデジャネイロ五輪女子マラソンの最終選考会となる名古屋ウィメンズマラソンが、2016313日に開催された。

結果は、昨年の世界陸上日本代表を惜しくも逃した田中智美(28=第一生命)選手が小原怜(25=天満屋)選手との激しいデッドヒートを制し、日本人トップの2位でゴールした。

タイムは2時間23分19秒と近年の日本選手の女子マラソンとしては、好タイムであった。


この結果を受け、3つの国内選考会で、設定タイムを突破する2時間2217秒を出した福士加代子選手は事実上内定、昨年の世界陸上入賞の伊藤舞選手も内定していることから、最後のひと枠は、田中選手で決まりであろう。


女子は1月の大阪国際女子、男子は2月の東京マラソンが終了した後、選考があれることが予想されたが、結果的には、「無風」となり、順当に、男女とも代表3枠が決まりそうである。


プチこぼれ話としては、これまで、女子の五輪マラソン代表は、4大会連続(シドニー、アテネ、北京、ロンドン)で天満屋所属の選手(山口選手、坂本選手、中村選手、重友選手)が代表となっていたが、5大会連続は、おそらく逃してしまったと思う。

しかし、去年のウィメンズマラソンで転倒し途中棄権し、実質今回が初フルマラソンとなった小原怜選手が敗れたとはいえ、好タイムでゴールした結果は、「オリンピック選考レースに強い天満屋伝説」の面目躍如と言えるのではないでしょうか。


また、今回のウィメンズは、データ的には、医務室に運ばれた人が、昨年大会より激減したと報道されていたから、「走りやすかった」といえるようである。

そうだとしても、田中選手、小原選手が2時間23分台、22歳の清田真央選手が2時間2432秒で4位、21歳の岩出玲亜選手が2時間2438秒で5位、23歳の桑原彩選手が2時間259秒で6位、25歳の竹地志帆選手が2時間2529秒で7位と、男子マラソンでいえば、サブテン相当(2時間10分切り)ともいえる2時間26分以内はゴールした日本人選手が6人、しかも20代選手だったことは、2017年ロンドン世界陸上代表争いが面白くなってきた、ともいえ、男子にくらべ、選考レースを通じての明るい兆しと言えるでしょう。


話は変わりますが、今回の名古屋ウィメンズマラソンには、愛知県警が初めて「ランニングポリス(婦警さん)」を採用した。

ランニングポリスとして走った婦警さんは24名だそうで、フルマラソンを通しで走り切ったと思っていたら、6キロ程度で、交代しながらのリレーだったという。

39キロ付近で、約10人のランニングポリスさまを拝見しましたが、全身をナイキブランドのランシャツ、ランパン、タイツ、ビブス、キャップ、シューズに包まれ、華やかでした。

声援を送ると、笑顔で敬礼してくれ、きっとふだんの任務中には見せない笑顔でしょう。

間違って、走行中に「記念写真をお願いします」と駆けよれば、公務執行妨害で捕まってしまうんでしょうね。


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