一気に真夏日??? | ZUMAのブログ

一気に真夏日???

今日は暑い!!


何でも30度以上だったとか・・・・・・

お疲れ気味の体には応えますね~~~。


今日は業者オークションで仕入れた車両が到着!!


ムフフな油冷の88年のGSX-R1100です。

フルノーマル車で、走行も20000km程度の車両です。


自分で乗っちゃおうかとも思っちゃっております???



まあこちらはまだ仕上げ前ですので、各部の状態を確認してからですね!!

・・・・・・・・いつになるか分かりませんが・・・・・・・・・・


さて、今日は修理車両の750SSの作業から!!


ご依頼は、「右側が火が飛ばずにエンジンが掛からない」との事と、

その他もろもろで御座います。




ご存知の方も多いと思いますが、750SSはCDI点火です。

お客様のほうで、CDI、イグニッションコイルは社外新品に交換したとの事でした。


確かに、両方とも交換済みのようですね~~。


と言うことは・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは、コイルの配線を差し替えて右側のプラグに火が飛ぶかを確認です。


バッチリ飛びました!!



コイルと、CDIはOKのようです。


となると、ピックアップですかね~~~。

まあこちらも当然メーカー廃盤部品です。


困ったな~~~、と思いつつ、ジェネレーターカバーを開けて、ピックアップローター廻りを

確認してみます。


まずは、ピックアップとローターのクリアランスを見てみます。


・・・・・・・・・・・・・右だけ異様に広い・・・・・・・・

これだ!!



クリアランスを適正な数値に調整しなおして、

火花が出るかを確認すると・・・・・・・・・・出ました~~!!


良かった良かった!!ひと安心です!!


ついでに点火時期が正しいかも確認しておきます。

点火時期は圧縮上死点前の数値が正しいかを確認して、調整します。


CDIとはいえ、ピックアップを微調整できるので、

適正な数値の位置で調整します。



そしていよいよエンジン始動です!!


いざキックしてみると、右側しか燃えてない・・・・・・・

圧縮は3気筒ともに結構あったので、キャブかな??


とりあえず、キャブを外して内部を確認です。


こちらは左側のキャブですが、若干ゴミが入っておりましたが比較的きれいな状態でした。



こちらは真ん中のキャブですが、

空けた瞬間、ドロドロとした明らかにガソリンじゃない液体で一杯でした・・・・・

2サイクルエンジンオイルのようです・・・・・


このキャブは社外品のキャブで、オイルラインも変更されており、

オイルポンプからクランクケースに、供給されるのではなく、

キャブレターに供給されるような構造になっておりました。


片肺の原因はこれでした!!



とりあえずキャブ内部を洗浄して、組み付けます。


カワサキトリプルのキャブの組み付けは非常に難しいんです。


キャブの取り付け角度、アクセルワイヤーの遊び調整、スロットルバルブの同調調整など、

非常にシビアな作業なんです。



各部の調整をしてから再度エンジン始動!!


今度はバッチリ3気筒燃えております!!

ただ、やはり真ん中は、フロート内がオイルだらけになっていただけあって、

だいぶオイルを飲んでいるようでした・・・・

これは走って燃やすしかないですね。