※休日と欠勤とでは与える印象が大違いなので修正しました。

「勤務中にブログを書いてクビ」ならまだ分かります。
「勤務先の企業秘密をブログに書いてクビ」でも分かります。

でも「勤務中でもないのに仕事とは無関係のブログを書いたらクビ」なブラック過ぎる会社があるのです。

404 Blog Not Foundというブログで勤労を主張して業務というものを知らない無能雇用主という記事が載ってました。

上記の記事で話題になっているのが権利ばかり主張して義務を果たさない無能人。|未来予想株式会社COO 庄子素史の日記という記事。(ただし、該当記事は削除済みなので、ウェブ魚拓に残っていた削除前のエントリーをリンク

ついでにVENTURE VIEWというサイト内のブログにも同じ記事が載ってたのでリンク。
※※09/06/18 19:08加筆:こっちも消されました。

上記から特に問題と私が思う(たぶん筆者の同類以外は誰でも思う)部分を引用。

欠勤中に自分の好きなことをしているような人は、恐らく通常時も労働を通じて会社へ貢献していない人ではないかと推測します。

労働者保護の権利を主張するのも結構なのですが、大人として社会人として最低限の義務は果たして欲しいものです。

大企業であればひっそりと存在しても許されるかも知れませんが、ベンチャーには「悪」以外の何者でもありませんね、そういう輩は。
ただただ、組織に伝染らないうちにひねり潰すのみです。



私は雇われていた事はあっても人を雇った事はありません。正直、人を雇う側の気持ちは推測はできても体感はできません。

しかしそれでも、「勤務時間中は真面目に仕事しろ」「引き受けた仕事はちゃんとしろ」とは思うでしょうが「勤務時間外に自分の好きな事をするな」とは間違っても思いません。

そこまで滅私奉公されても(させても)、燃え尽きるか、嫌気が差すかで長続きしないに決まっていますから。


でもこの人は思うんですね。24時間365日ずっと会社に身も心も捧げろと。
そして、さらに恐ろしい事に「ひねり潰すのみ」を実行したみたいです。

404 Blog Not Foundの上記記事のコメント欄に解雇されたので起業しますという記事のURLが貼り付けてありました。その中の一節を引用します。

僕と上記のメールのやり取りをした日の夜に書いていたブログの内容をざっくり意訳すると「欠勤しているのにブログを書くような奴は仕事中も手を抜くに決まっているので、会社にとって"悪"だ。組織に伝染する前に"ひねり潰す"」的なことがと書いてあった。


…あまりにひどすぎて言葉もでません。
こんなの、解雇無効の訴えを起こせばまず間違いなく勝てるでしょうね。

それに「勤務時間外に業務と無関係なブログを書いたらクビになる」ような会社で誰が働くんでしょうか?

「勤務時間外に業務と無関係なブログを書いた従業員をクビにする」ような会社と取引したいでしょうか?


前の勤め先では、私はブログは書いてませんでしたが、勤務中に堂々と2ちゃんねるでスレ立てをやったことはあります。でもクビにはなってません。

※スレ立て:2ちゃんねる内である話題についての掲示板を作る事。

これは趣味でやったのではなく、

・アクセス解析で2chの某スレッドを発見。
・そこに勤務先についての好意的な書き込みがちらほら。
・あ、もうすぐ書き込みの数が限界を超えてしまう。
・しょうがない、オレがスレ立てをするか。

という流れだったからですが。


それからもう一つ、従業員の動向をいちいち検索したりして探るような会社は居心地が悪いです。私もそれで逃げ出した(半分は追い出されたようなものですが)口ですから分かります。

私の場合はともかく、まともな感性と脳みそを持った社員が逃げ出すような真似をしておいて、
「なんでうちには碌な社員しかいないんだ」
とわめき散らすような事はしたくないものです。

店長のための採る・育てる技術(岡本文宏/日本実業出版社)
 
 
 
 
 
◆シンプルすぎる要約◆

まともな社員にまともに働いてほしいなら、まずは自分がまともな人間でないと話になりません。