東金女児殺害事件のレポートを書きましたのでご案内します。

 筆者はこの事件を2年ほど前から取材していますが、その結果から100%冤罪だと思っています。なぜそう考えるのかについては記事に書きました。そして、判断の誤りで冤罪になったというのならまだマシなのですが、じつは千葉県警、千葉地検、千葉地裁、東京高裁、そして弁護人も、
知的障害者の勝木諒氏がシロであることを知っていて、その上で犯罪者に仕立て上げた可能性が高いと考えています。

 単なるひとつの事件とみてもひどい人権侵害ですが、日本の司法がどれほど恐ろしい状況になっているのかをあらわしてもいます。事実がないところへ裁判官が事実をつくり、そして犯罪者ができあがるということがすでに始まっています。

 この事件は、事件発生直後や2ヶ月後に東金署が勝木氏を逮捕したころというのは、記者クラブマスコミによって大変な報道合戦がなされました。その情報源はほとんどが警察による非公式なものです。しかし、裁判がはじまった後、法廷の内容はほとんどといっていいくらい伝えられていません。起訴事実を認めたとか、論告の内容とか、通り一遍の事実だけです。

 推定無罪の原則というのがありますが、この事件は被告人本人が「犯行」を認めながらもそれを裏付けるものがなく、きわめて不自然です。犯行を認めたことと彼が犯人であるということは別の問題です。

 筆者は無実かもしれないと思いながら傍聴した結果、多くの矛盾に気がつきました。本当に犯行を体験したものであればあり得ないような矛盾もたくさんあります。筆者が気づいたような矛盾や疑問は記者クラブメディアはほとんど伝えていません。

 そして世間では一件落着として忘れられつつあります。

 メディアの報じかたもふくめ、この関心の低さにも、危惧を覚えています。司法がどれほどおかしな裁きをしても、それを許すということにつながります。

 一般の国民がそれに気づいたときにはもう手遅れ、というふうにならないでほしいものです。


疑問と矛盾噴出の「東金女児殺害事件」公判 勝木諒氏は本当に犯人なのか(下)
  http://www.mynewsjapan.com/reports/1501

疑問と矛盾噴出の「東金女児殺害事件」公判 勝木諒氏は本当に犯人なのか(上)
http://www.mynewsjapan.com/reports/1499  


東金幼女殺害事件、警察・検察・マスコミでデッチ上げの疑い濃厚
http://www.mynewsjapan.com/reports/1191