レポート:鈴鹿8時間エンデューロ 2015秋SP(4時間ソロ)その2 | 僕☆ロード麺!   

僕☆ロード麺!   

「ロードバイク」と「自作ラーメン」の記録。

いよいよスタートだ。

4時間は8時間の3分遅れで後からスタートする。
そのため、8時間の人たちよりも少し後方に誘導される。
8時3分からのスタートだが7時40分ころからスタンバイ。

雨はふっているが小雨。
また、ジャージの下に着込んでいるゴミ袋が結構暖かく
20分ほどの待ち時間もさほど苦にはならなかった。

8時3分。
4時間エンデューロ(ソロ)スタート!
よーし!いくか!

目標は25周(AV35km/h)!

【開始から1時間まで】
スタートはローリングスタート。
先頭はバイクが抑えてゆっくりと走り始めた。

ホームストレートを登って、最初のシケイン。

ガシャーン!

始まってまだ1分くらいだと思うが
右にまがるところで早速ひとりが落車した。

周囲が若干ざわめく。
とりあえず「落車~!」と声を出す。

雨の集団走行は危険だ。
先頭を抑えるバイクもマトリックスのプロたちも
かなり慎重にスピードをセーブしているように見えた。

どの辺からだったか忘れたが
バイクが「ぷっぷー」とクラクションをならし
走り去った。

周囲がスピードを上げる!

ここからが本当のスタートだ!

僕もスピードを上げる。
その後1周してホームストレートまで戻る間

あっちでバシャーン!こっちでガシャーン!
次から次へと落車が起こる。
カオスである。

「ひー!怖えええ!!」

…独り言をいいながら先頭集団を追う。

今回は先頭集団に出来るだけくっついていくことを
目標としている。その距離ざっと50m。
なんとか追いつかなければ。

先頭集団もマトリックスの選手たちが
集団が落ち着くまで前を押さえているように見えたが
それでもなかなか追いつけない。

息があがる。

「んんん???おかしいな」
こんなはずでは…

気持ちがあせるが、4時間という時間を考えると
これ以上負荷はかけられない。

それでも必死にまわすが
2周目の終盤くらいで、先頭集団が視界からいなくなってしまった。

がーん!
ついていくどころか…
一度も追いつけなかった
やないかーい!!


「できるだけついていく」なんてバカな目標でした…

ラップタイムを見ながら走っていたが
9分台前半。正直けっこうきつい…

このペースで4時間もつとは思えん…
と考えていると、右ふくらはぎがピクピクしてきた。

うっ!
攣ってしまう!
まぢか!?


まだ3週目である。
4週目にはいってすぐのホームストレートで
2Run(ツーラン)を食べる。

すると5週目に入るころには
ピクピクが収まっていた。

すごい効き目…逆に怖いわ。

そのとき

「やっと追いついたー!」

振り返るとA先輩でした。

必死だったので先輩のことはすっかり忘れていたが
A先輩は後ろのほうからスタートしたみたいで
5週目にして追いつかれたようでした。

「じゃ!」といって先行していったので
後ろをついていくことに。
あー。楽だ…

出だし5週ろくに集団につけず
ほぼ単独走行だったので
救いの神に感じました。

ただ先輩は登りが苦手なのか
ホームストレートでペースダウン。
ずっと引いてもらうのも悪いので
先頭を交代。

そんな感じで
平地と下り:先輩が引く
登り:僕が引く

という暗黙のルールでしばらく
いっしょに走ることになるのでした。

1時間経過。6週ちょっと。

【1時間~2時間まで】

あいからわらずA先輩といっしょに走る。

途中、先輩が連れてきた同じ会社の後輩Hくん(面識なし)
が吸収され

3人で回しながら走ることになった。

ペース的にはなんとか9分台という感じ。
いつ10分台に落ちてもおかしくない。

このあたりから補給を取りはじめる。

グリコのライチ味の補給は飲みやすいし
すごくおいしい!


1時間半が経過し、3人の最後尾で
ホームストレートを登ってるとき
初めての固形の補給にトライした。


んぐはっ!ぐはっ!

こ…呼吸ができん!
飲み込むのが大変でした。

ドリンクで無理やり流し込みましたが
自転車にはむいてないのでは!??
なんじゃこりゃ!

…とバタバタしていると
A先輩がだいぶ前に行ってしまった。

そしてHくんが完全にグロッキーになり
「どうぞどうぞ」と前に行くように指示。

やばい!
見捨てられる。


A先輩はそのままいい感じのスピードの
集団に乗り、徐々に遠くへ。

まってくれー!!

2時間経過。12周ちょっと。

その3につづく。