最初に断っておくが、僕はCAAD10が初めてのロードバイクである。そして僕自身のスペックもしょぼい。なのであまり具体的に剛性がどうとか、他社の同系機種に比べてどうとかはいっさい書くことはできない。あくまで30代のロードバイク初心者がCAAD10を買い、購入から2年間4500km走って満足しているのか?不満はあるのか?そんなことを書こうと思う。初めてロードバイクを買おうと、せっせと情報を集めていた2年前の僕のような人の役に立てたなら。迷っている人の背中をちょっと押すきっかけになれたらうれしいと思う。
【気に入っている所】
速い。すごく良く走ると思う。CAAD10に初めて乗った日、下手くそなガチャ踏みペダリングで「うおおおっ」と走ったら平地で45km出て感動。エンジンである自分を鍛えると、そっくりそのまま速くなる。CAAD10はカーボンロードキラーの異名がありますが、じっさい鈴鹿エンデューロに出場した時も、僕より遅いカーボンバイクはたくさんいた。(もちろん、逆にクソ速いカーボンバイクもたくさんいたが…)初級者がこのフレームの限界を引き出すのは無理なんじゃないかといつも思う。とりあえずコイツでいいわけせず頑張ってみよう。そう思わせるパワフルな走りが愛おしい。
乗り心地はたぶんいいんだろうと思う。トレックのアルミバイクにのっている友人が「乗ってると手がしびれてくる」といっていたが、CAAD10でそんな目にあったことはない。カーボン製のフロントフォークとSAVEステイはきっと優秀なんだろうと思う。でもまあどっちにしろ僕はあまり長距離はのらないので(乗って100kmくらい)それで気になってないだけかもしれないが…
フレームの造形がたまらなく良い。よく見るとアルミチューブが太くなったり、平たくつぶれていたりいろんな形状で成形されており、それぞれの形状が剛性を確保したり、衝撃を逃がしたりそれぞれ役割を果たしている。そのキャノンデールのこだわりの設計と機能美に、洗車しながらよくうっとりしてる。
【不満点】
BB30の異音。BB30でググると「異音」と候補がでてくるくらい評判が悪い有名な不具合。僕のCAAD10も例外ではなかった。ベアリングのグリスを入れ替えて、とりあえず異音は解消したが、わりとすぐ再発するという噂もあり、なんだかモヤモヤしてしまう。
フロントフォークが3ヶ月くらいで黄ばんでしまった。(ここだけカーボンだから?)なのでフォークとフレームの色があっていない…CAAD10白系のフレームの人は例外なくそうなっているようだ。頼むわ~キャノンデール!(あと溶接あとも結構目立つなと最初はおもったが慣れた)
以上。
不満点はあえていうならレベルの話なので、基本的に大変満足している。あと5年ぐらい乗れたらいいなあと思うが、アルミバイクは寿命が短いという噂があるからなあ…どうなんでしょう?