導入~イギリス人の体臭 コウタ姐の倫敦行1 | ジョン・コルトレーン John Coltrane

導入~イギリス人の体臭 コウタ姐の倫敦行1

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―そういう五感で入ってくるものってのは強く記憶を喚起するところがあって、イギリスにいた自分っていう感覚が戻ってきちゃったんだよね。



2010年12月13日~21日まで、コウタ姐が某旅行会社の仕事でイギリスに行ってきたことは彼女のブログ「コウタ姐の涙と笑いのトランスジェンダー道」Kotaane onTwitter でご存じのことと思います。


December 14th, Back in London
December 15th, Origin
December 16th, 老舗
December 16th, 霧雪の倫敦
December 18th, 雪
December 19th, Blizzard of '10
December 20th, More snow
December 21st, 命からがらの帰国
December 23rd, after effects



今回のロンドン行きがコウタ姐にどのような影響を与えたかのあらましは以上のブログ記事で辿ることができる。


だがもうちょっと突っ込んだところを聞いてみたい。


一体コウタ姐はどう変化したのか?


そこでコウタ姐に時間を作ってもらい、去る12月30日(木)、西永福のキッチン・フクダバで話を聞いてきました。



ジョン・コルトレーン John Coltrane-西永福キッチン・フクダバ
西永福キッチン・フクダバ



ビールで乾杯し、ワイン(ほとんど赤ワイン)を傾け、レバー・ペースト、グラタン、イベリコ豚のソテー等々に舌鼓を打ちつつのインタヴュー。


というか、今回のロンドン行について話してくれと言ったら、こちらがほとんど特別口を挟むこともなく、滔々と語ってくれた。それだけ今回の旅が大きな意義を持っていたということなのでしょう。


コウタ姐の話は実質4時間数十分で、5時間に渡った。ロンドン行きについてはそのうちの1時間数十分。それでも文字に起こすとかなりな分量。全部で8回に分けてアップします。



ジョン・コルトレーン John Coltrane-コウタ姐01





ジョン・コルトレーン John Coltrane-Kota Icon


コウタ姐



ジョン・コルトレーン John Coltrane-Trane Icon


聞き手






ジョン・コルトレーン John Coltrane-Trane Icon


―イギリスのことを聞かせてください。



ジョン・コルトレーン John Coltrane-Kota Icon



―(前略)でもやはりヨーロッパだよね…行っただけでもうニコニコしちゃうぐらいの…もうアメリカには飽き飽きしてたところもあったし。すごく、心の底へと響いてくるものがあった。ほんと寒かったし。で、やはりなんだろう、自分の一番のルーツみたいなところがあった。


久々で忘れてたのが、やはり古い街だから、ま、ニューヨークもそうだし、よく渋谷駅がどうしたこうしたってわたし文句言ってるけど、ま、古い街だからその、地下鉄の発祥の地でもあるけど、とにかく階段の上り下りが多いのよ。次の何々線に乗り換えるっていうのだって、こう下がってこう行ってこう行って(入り組んだ様を身振りで示しつつ)…こうだったなって。





ジョン・コルトレーン John Coltrane-Trane Icon


―子供の頃に住んでいたところには行ったんでしたっけ?



ジョン・コルトレーン John Coltrane-Kota Icon



行けなかったの。近くには行ったけど。子供の時にはね、ウィンブルドン・パークってところに住んでて…今回はイースト・エンドに泊まって市内に毎日のように通ってたの。次回に行けると思います。


アメリカに帰ったりするとほんとに、なんだろう、40何年間かいたからもう新鮮味があるわけじゃないし、ただ「帰った」みたいな感じになるんだけど、今回の場合はすっかり忘れてた感覚が蘇ってくるというのがすごく大きくて―変な例になっちゃうんだけど、まさに、いわゆるアメリカにはアメリカの匂いがあって、で、匂いって強く想い出を蘇らせる力があるじゃない。


で、例えばアメリカ人の体臭とか、「あ、アメリカだ」ってすぐにわかるようなものがある。イギリスはイギリスですっごい独特な匂いがあって、これはすごい有名な話なの実は。イギリスがヨーロッパに対する駐屯基地になったでしょ、第二次大戦中に。で、米軍の数がすごかったのよね、10万人ぐらい投入されたんじゃないかな、アメリカ人の兵士だけで。で、その時に顕かになったのが、イギリス人は独特の匂いがするっていうことで、いやな匂いじゃないのね、それはすっごく繊細な匂い、イギリス人の体臭っていうのは。


例えばこれはわたしがアメリカに長いこといて帰ってくると気づくんだけど、日本人にも独特の匂いがあるの…ちょっとダシの匂いとかね、醤油の匂いがかった、それからお味噌の匂いみたいなのもあるの。それはもう欧米人なんかも気付くように、それぞれの国々、民族民族であるわけよね。インドの方々にインドの匂いがあるように、中国の方々にも。


で、それがまたイギリスは特別なものがあって、ちょっとね、何なんだろう…紅茶なのか、ミルクなのか、アメリカ人の匂いとは全然違ってて、すごく繊細ないい匂い。でそれをすぐに、忘れてたんだけど、やっぱり初めてじゃなかったんで、思い出して。


そうなると、そういう五感で入ってくるものってのは強く記憶を喚起するところがあって、イギリスにいた自分っていう感覚が戻ってきちゃったんだよね。例えばもし、あなたが昔通ってた中学とか高校とかに行って、教室とかに入ったら、そこだけに特有の匂いがその頃のことを強く喚起するってことがあるじゃない。というような感じかな。



タイポグラフィーとメロディ コウタ姐の倫敦行2 につづく




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