コルトレーン、ヘロインを断つ 目次 | ジョン・コルトレーン John Coltrane

コルトレーン、ヘロインを断つ 目次


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コルトレーン、ヘロインを断つ 目次


ジョン・コルトレーンのプロフィール(take1)



森順治2011年3月~6月のライヴ・スケジュール


雨宮拓2011年1月以降のライヴ・スケジュール


広瀬淳二 Junji Hirose: official website

広瀬淳二2011年4月、5月、6月のライヴ・スケジュール


フリージャズドラマー 大沼志朗のウェブサイト

大沼志朗2011年4月、5月のライヴ・スケジュール



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1957年4月20日 Dakar のセッションと、同5月17日のプレスティッジでのセッションの間にコルトレーンヘロイン断ったと推測し、その前後の経過を追う……、


というのが当初の目的だったが、欲を出して手を広げすぎ、不本意ながら今のところメインのコンテンツになっております。ようやく完結いたしました。



興の赴くままにだらだらと書き連ねたので決して読みやすいものとはなっておりません。


ポイント: 最初から読み始めようとすると退屈でしょうから、冒頭に全体の要約を掲げた音楽ジャンキーとしてのジョン・コルトレーンの肖像という末尾のパートからまず目を通すのがよいかと存じます。


(お薦め記事には★印をつけました。)




音楽ジャンキーとしてのジョン・コルトレーンの肖像


コルトレーン、ヘロインを断つ(全135回)、最終パート。薬物依存について復習しつつ、依存症の予後という観点から断薬後のコルトレーンの歩みをざっと辿ってみました。


これまでのあらすじ : その98

薬物による脳の変化 : その99
クレイビングの執拗な持続 :その100
神よ、その二つの違いを見分ける智慧を授け給え : その101
渇望の誘発因子 :その102
渇望に関する神経科学的研究(参考文献) :その103


断薬前後の変化と渇望の誘因 :その104
良心の快楽(おまけ) :その105 ★
死別と断薬/信仰の回復と音楽的使命 :その106
I let technical things surround me so often :その107
試練の時 : その108
危機に耐え、切り抜ければ : その109
1963年と1964年のタイムライン : その110

インプレッションズ! : その111 ★

音楽的使命の再確認と断薬5年目の危機(おまけ) : その112


断薬の継続と内発的報酬 : その113
最後におとぎ話をもう一度 : その114
スウィーピング・サウンドとロング・ソロ : その115
あの人の音楽は諦めるということがないの : その116 ★
音楽ジャンキーとしてのジョン・コルトレーンの肖像〈18〉 : その117 ★




最後に、コルトレーンの死因と過去のヘロイン依存の関係を探り、死までの経過をたどることで、この続き物の結びとしました。


ジョン・コルトレーンの死因 : その118
軍隊での集団予防接種? : その119
(及び肝炎ウイルスと肝臓癌関連の参考文献)
肝炎ウイルス感染から死まで : その120
コルトレーン最後の1年 : その121
トレーン、最後の数ヵ月 : その122
Are you ready for this?(最終回) : その123 ★




補遺


コールド・ターキーのカレンダーへの位置付けを再考する
禁断症状―タームについて
ヘロインと筋肉、テクニックへの影響
その他のヘロインの副作用・リスク
「挑戦」か「モニタリング」か
私は聖者になりたい




参考文献


薬物依存・その他(参考文献1)
脳科学(神経科学)他(参考文献2)
歴史・宗教他(参考文献3)
強迫性人格障害・強迫性障害(参考文献4)
死別・対象喪失関連(参考文献5)
コルトレーン関連(参考文献6)




さて、お時間に余裕のある方は最初からどうぞ。順番通りに読むよりは、やはり興味のあるものを拾い読みした方がよろしいかとは思います。お薦め記事には★印をつけておきます。




コルトレーン、ヘロインを断つ その1~9


フィラデルフィアへ帰り、ヘロインを断ち、ファースト・リーダー・アルバム Coltrane をレコーディングする直前あたりまで、推測を交えつつも、実際の経過を追ったパート。


コルトレーン、ヘロインを断つ その1 : Well You Needn't?

フィラデルフィアでコールド・ターキー : その2
コルトレーン、アルコールを断つ : その3
ヘロインの禁断症状 : その4 ★
とんだ豚野郎 : その5
麻薬規制法?1956年 : その6
"Coltrane: a biography" の補足 : その7
回復の一過程としての依存の再発 : その8
ファースト・リーダー・アルバムの意義 : その9




コルトレーン、ヘロインを断つ その10~15


ヘロインを断つに際して再獲得されたと思しき信仰とその質についてのかなり怪しい穿鑿。


神の恩寵による霊的覚醒? : その10
放蕩息子の帰還 : その11
12ステップ・プログラムと信仰 : その12
ウィリアム・バロウズ、ジャンキーの倫理〈1〉 : その13
ウィリアム・バロウズ、ジャンキーの倫理〈2〉 : その14
ジャンキーの倫理と信仰の質 : その15




コルトレーン、ヘロインを断つ その16


「報酬系の病」としての依存症について


報酬系・ドーパミン・渇望 : その16




コルトレーン、ヘロインを断つ その17


依存の再発を防ぐことに有効であったであろうこと、その1: 音楽的探求。脳科学的おとぎ話。


ジャイアント・ステップスの萌芽 : その17




コルトレーン、ヘロインを断つ その18~27


依存の再発を防ぐことに有効であったであろうこと、その2: 信仰の回復。なぜ信仰が依存症に有効なのか、についての泥沼的穿鑿。


信仰と渇望のモニタリング<1>導入 : その18

ど忘れ:信仰と渇望のモニタリング〈2〉 : その19
――意志の行使を差し控えることの効用<1>
発見・発明・創造的思考・問題解決
:信仰と渇望のモニタリング〈3〉: その20
――意志の行使を差し控えることの効用<2>
回心 conversion:信仰と渇望のモニタリング〈4〉 : その21
――意志の行使を差し控えることの効用<3>


近藤恒夫のケース:信仰と渇望のモニタリング〈5〉 : その22
フォーカシングにおける感情との距離の取り方
:信仰と渇望のモニタリング〈6〉: その23
気づいて、受け容れること=モニタリングの効果
:信仰と渇望のモニタリング〈7〉: その24
平安の祈り (静穏の祈り) Serenity Prayer
:信仰と渇望のモニタリング〈8〉: その26
ジョン・コルトレーンの場合 :信仰と渇望のモニタリング〈9〉: その26
神とメタ認知と祈りの効果 :信仰と渇望のモニタリング〈10〉: その27




◆コルトレーン、ヘロインを断つ その28以降


依存の再発を防ぐことに有効であったであろうこと、その3: ハードな練習。その有効性についての泥沼的穿鑿。


◆コルトレーン、ヘロインを断つ その30以降


ヘロインを断つ前と、断った後での練習の質的な違いについての泥沼的穿鑿開始。


練習による依存の適正な代替 : その28
シーツ・オブ・サウンドの獲得へ向けて苛酷な練習が始まる : その29
練習の鬼、若き日のジョン・コルトレーンの肖像 : その30
コルトレーン初期の楽歴とレコーディング : その31
独自性の獲得とキャリア前半の消極性 : その32




◆コルトレーン、ヘロインを断つ その33以降


コルトレーンの強迫的性格と、少年時代に相継いだ近親者の死の関係が、練習及び音楽への取り組み方に与えた(かもしれない(>_<))影響ついての泥沼的穿鑿。


コルトレーン、ヘロインを断つ その34~63


コルトレーンの強迫的性格傾向について。少年時代から晩年までを概観。


相継ぐ近親者の死 : その33

強迫症状を抱えた著名人 : その34
症例ミケランジェリ : その35
症例狼女=エレーヌ・グリモー : その36 ★
強迫性障害(強迫神経症) : その37
人格障害って何? : その38
肛門性格、なんじゃそりゃ : その39 ★
強迫性人格障害 : その40
うつの病前性格と強迫スペクトル : その41
強迫性を診断してみる : その42



ジャズ・ミュージシャンと精神障害 : 番外1
ジャズを対象に精神科医ごっこは可能か? : 番外2
コルトレーンはどのように診断されたか : 番外3
コルトレーンは強迫性障害ではない、という反論 : 番外4


几帳面だった少年時代 : その43
真面目で良心的/少年時代の生活環境 : その44
父親は服の仕立職。その遺伝? : その45
この世の天使 : その46
マイルス・デイヴィス・バンドの辞め際 : その47
いい人コルトレーンの良くない話 : その48
レジャーはなかった/オール・オア・ナッシング : その49
最悪の批評家 : その50



★リテイクという形で現れた完全主義についての穿鑿。


完全主義 : その51
難曲レコーディングの顛末 : その52
スロー・バラード即興不全症候群 : その53
1960年10月のアトランティック・セッションから : その54
リテイク魔コルトレーン Retake the Coltrane : その55
相継ぐ批判と壊れたマウスピース―事の背景 : その56 ★
1961年~1962年の批判とレコーディングの経過 : その57 ★
イッツ・イージー・トゥ・リメンバー : その58
グリーンスリーヴスとトゥンジ : その59
1961、62年のリテイクに表われた完全主義の意味 : その60 ★
バラードのおさらい、結論、完全主義その後 : その61 ★

甘い物好き&食いしん坊 : その62

ジョン・コルトレーンの性格、その強迫的側面 : その63




コルトレーン、ヘロインを断つ その64以降


相継いだ近親者の死について、喪の作業についてのお勉強と、実際の経過についての泥沼的穿鑿。


どうしても死から顔を背けてしまう : その64
喪の作業 : その65
ジョン・ボウルビィによる悲哀の4段階 : その66
死に対する脆弱さ : その67
死の排除と死のポルノグラフィー化 : その68
ジャズの歴史と死の歴史、その他 : その69
誰が死ぬときついのか、葬儀屋の死体、伯母の死 : その70


祖父ブレア牧師の死 : その71
祖父の死の波紋 : その72
コルトレーンと祖父の関わり : その73


父の死 : その74
癌告知、末期胃癌 : その75
義父の死を巡る迷走と死のタイミング : その76
臨終をめぐる迷走と隠喩としての病 : その77
ジョン・ロバート・コルトレーンの死の波紋 : その78
死別と宗教・残された息子の様子 : その79


祖母の死 : その80
死が死を招く : その81
多重喪失・死の累積 : その82
失われた父の面影 : その83
卒業、夏期休暇、入学、音楽の開始 : その84


伯父の死―喘息と心臓の病 : その85
伯父ゴラー・ライアリーの存在意義の変化 : その86
謎の病 : その87
死者の病が模倣される(取り敢えずの解釈) : その88


強迫的練習の意義と防衛の一時的破綻 : その89
父への同一化という側面―自我理想の更新 : その90
しびれなまずの説 : その91 ★
死別と音楽する動機、メランコリー、シリアスネス : その92


1946年、二つの初ソロ : その93 ★
テクニックを巡る迷走 (>_<) : その94
たぶん喪の作業、そしていくらか強迫的儀礼としての(汗) : その95
私は自分を救わなかった : その96
父早世の影 : その97 ★



この後に目次冒頭に掲げた終結部「音楽ジャンキーとしてのジョン・コルトレーンの肖像」へと繋がります。




ジョン・コルトレーンのプロフィール(take1)


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