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現在地の確認 A地点 中国・西藏自治区省都拉萨 ラサ飯店 グーグルマップ -+で縮小と拡大、矢印で地図を動かせます。 ラサ飯店はノルブリンカとポタラ宮の中間、絶好のロケーションにあります。



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---- 大家~、開始了!------

1987.3月下旬  青海省格尔木(ゴルムド)(ge er mu )→ 唐古拉(タングラ峠) → 西藏自治区拉萨(xizang zizhi qu lasa :ラサ ラサ飯店 第9-12日目 


前日にシーズンオフの割引があると聞きつけ、さっそく荷物を持ってラサ飯店へ移動。やはりすいているのか首尾よくチェックイン、さすが一流ホテル!部屋が広くシティホテルのようでした、こんな僻地には考えられないゴージャスさ、いつも安宿だったし、それまでの旅で一番いいホテルだったかも^^ 

ツインルームになってるけど、包房なので一室いくらと言う価格設定、聞いてたとおりUS10ドルだったのでお得感満載~。中国の一流ホテルはだいたいどこも3月末まではオフシーズン割引で安く泊まれたようです。でもそれまではそんなことも何も知らなくて、惜しかったわ(^o^;)

うふふ~、ベッド一つは荷物おきにしてましたね。そして何よりもうれしかったのは、浴槽付きの浴室で広くて清潔で、蛇口をひねるとなんと!熱いお湯がじゃんじゃん出ること。見ただけでもう感動の極みですよ。

水の少ない僻地だし、安宿のシャワーはあるけど、ラサの気候がまだ寒い上に、風邪ひいて体調も絶不調。西寧からずっとろくにシャワー設備もトイレもない旅してきて、ほんとに久々の入浴ができると小躍りしました、首まで浸かってあったまるぞ~、わたしはつくづく日本人だわ。

ラサの街の南側にはラサ川が流れていて、チベット人は皆そこで洗面をしてるとか聞きましたよ。それまで歯磨きの習慣もなかったチベット人が、ラサが外国人に開放されてから、大勢やってきた観光客の真似をして、その習慣を取り入れたとか....ほんとか嘘かしらないけど、その話はさもありなん。

乾燥した気候の中では水が大変貴重で、入浴は却って体に悪いけど、清潔を保ついい習慣は取り入れたのかしらね~。それだけに思いがけない設備にびっくりしました。日本は水資源が豊富で当たり前な話だけど、インフラの遅れている地域では驚き桃の木さんしょの木(笑

おふろの楽しみは夜にとっといて、またまた観光へゴー。この日は徒歩10分ほどのポタラ宮へ「登山する」ことに...。 布达拉宫( budala gong )は街のどこからでも見えるので迷うことはなし、小高い丘の上に建物がどどん!と聳え立ってます。

白い壁と赤い壁の建物が青空に映えてとても美しい建築群です。13階建だっけ、とにかく部屋がいくつもあって、階段をどんどん上へ上へ登ってゆくんですけど、短時間で一気に200m以上自分が動いて登るのは、やはり息も切れるし、薄い空気の中しんどいもの。だから休息しながらゆっくり時間をかけて上がっていきます。ラサの標高がちょうど3500m前後、ポタラ宮の頂上まで登ってゆくと、富士山と同じくらいの高さなんです、だからまるで登山する気分ですわ、屋上から眺める景色はナイス!

ポタラ宮は1959年のチベット動乱ダライ・ラマ脱出までは宮殿として機能しており、歴代ダライ・ラマの居城であり、チベット仏教の聖地でもあります。99年より世界遺産登録してますね。その後、離宮で庭園のあるノルブリンカを見に行き、この日は終了。夜はゆっくり久しぶりにお湯に浸かってあーしあわせ♪

翌日、ホテル内を探検していたら、なんと!薄暗い地下室に大きな酸素ボンベが何本も置いてあるのです。中身が入ってるかは謎ですが、高山病対策に置いているのでしょうね。高山病とは言い難いけど、ラサについてからそれまでの疲れが出たのか、体調もあまりよくなく、風邪がくすぶっていてなかなか治らないのです、ほんとすっきりしません。こういう状態は雲南省の昏明(1400m)の時もそうでした、きっと標高が高いと低地のようにはいかないのでしょう、それとも体力がないだけかも(^o^;)。

三大寺院のセラ寺・ガンデン寺・デプン寺にいく元気も出ず、どこのお寺見ても代わり映えもしないわ、くさいわ、何となくチベットもう飽きちゃったので、低地へいった方がいいと判断。ちょうどフランス人が声かけてきたミニツアーに参加して、さらにチベット高原を通り抜け、ネパール国境を目指すことにしました。

10人乗りのマイクロバス、チベット人ドライバーと助手を借りきって、参加者を募って人が集まると出発というツアーが外国人主催で何台も出ていました。ルートは日喀則(シガツェ)・江孜(ギャンツェ)を経由して、中国とネパールの国境の町樟木(ジャンムー)まで、3泊4日の旅です。 

ちょうど翌々日の午後出発の便だったので、急いで携行食用のまずいビスケットや飲料水などを買出し準備に当てました。ところが、やめておけばいのに、欲を出して買い物ついでにもう一度ポタラ宮を見にいこうとのこのこ出かけ、思いがけずむやみやたらと活動してしまい、ホテルに戻ってからまたお風呂に浸かっておこうと入ったまではよかった....(・Θ・;)

それまで収まっていた発熱が夜中に~~!!翌日は一日中寝て、寒気と闘いながら、あまり寒いのでお風呂に入って温まったり、手持ちの解熱剤を飲んだりと、なんとか出発当日には無理やり熱を下げました。次のバスは1週間ほど先になるかもと思うと、益々ラサにいたくなくなり、一刻も早く立ち去る決意を固め、荷物を持って車上の人となったわけです....。  つづく



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