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現在地の確認 青海省・西宁 → A地点 格尔木(ゴルムド)(qinghai sheng xining →  geermu ) グーグルマップ -+で縮小と拡大、矢印で地図を動かせます。


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---- 大家~、開始了!------

1987.3月中旬  青海省西寧→ 格尔木(ゴルムド)(西宁 qinghai sheng xi ning   geermu ) 第5-10日目

そろそろゴルムドへ移動するのですが、ここで移動手段が火車(鉄道)なのか、汽车(長距離バス)なのかがはっきり思い出せないんですよね、想了半天....やっぱりはっきりしません、何せ23年も前なのでご了承を(汗。

ゴルムド駅は1979年に開通している青蔵鉄道の駅で海抜2829mに位置し、2006年にはラサまでの2期区間が開通し全通を果たしています。そしてネパール国境までの延伸計画もあるようです。

わたしは多分西寧からバスに乗って移動したんだと思います。理由はゴルムド駅の記憶が一切ないのと、やはりバスの切符が買いやすく値段も安くて毎日バス便があったから、スムーズに移動できたと考えられます。

さて、当時のラサ入りルートは空路が一つ、直接成都からラサに飛ぶ、マイナス点は標高差500メートルからいきなり3000メートルの高地に移動では高山病の恐れあり大変危険+値段が高い、当時で3万円してました~、即却下。

そして陸路が二つ。一つ目は成都から長距離バスでラサへ行くルート、距離的には一番近くて安いのです、しかし外国人未開放地域を通るので見つかると捕まる。多分軍事基地などの施設があるのでしょう。必ず途中で検問があるので外国人はすぐわかります。

そして二つ目はわたしの採った西寧-ゴルムド-ラサルートです、ずっと標高の高い(2000メートル以上)地域をゆっくり移動するので体調を整えることが出来、費用は安いですけど遠くて疲れますね、時間のある方向き(`∀´)。ラサは外国人には既に開放されていましたので、許可証なしで入れました。

西寧からバスに乗って、途中大きな青海湖を眺めながら、荒涼とした景色の中を進みます、3月も中旬だというのに、季節はどんどん冬に向かっているよう。広い高原の所々には白い凍りついた雪がちらほら見えます、一面白くないのはやはり春で雪がとけてきてるのでしょう。

バスの中も乗客で超満員、中国は人口が多いけれども、いつも長距離バスは人でいっぱい、荷物でいっぱいです。皆どんな目的があって旅をしているのだろうか...時々何もないところでバスは止まり、その度にトイレ休息です、ていうか、行きたくなった人が声をかけてそこに止めてもらうわけですね(笑。

外に比べてバスの中は暖房と人いきれでかなり暖かいはずですが、ジッと座ってるとしんしん冷え込みます、そして窓際はやっぱり恐ろしく寒いのです、早朝出発で午後からは曇り空で寒いの何の!仕方ないので持っていた寝袋(3シーズン用)の中にすっぽり入って座り、ありったけのセーターやジャケットなどを着込むとようやく人間らしくなった~、何やねんこのバスは....ここは...(;°皿°)

ちなみに大自然の中の僻地においては、現地人と一緒にローカルバスに乗り、外がよく見えると大喜びで窓際に座るのはお勧めしません...(・Θ・;)、ビコーズ....寒い地域では寒さが窓ガラスを通して身に染み、洗い髪が芯までひえる~♪え? そして暑い地域では日差しで真っ黒に日焼けするばかりか、暑くてたまりまへんで!

そうゆー時はカーテンを閉めるとマシなのですが、途上国の場合はそのカーテンすらついてない事が多い!エアコンもついててもほとんどないよりはマシかな~なのですね。代用策として、ダンボールや新聞などを窓に貼り、原始的に日差しを遮るしかないです、寒いときは隙間に新聞紙を詰める、結構効果があります。カッコや見かけをどーのなんて言ってられませんからねー、健康管理は自己責任で♪

そうこうして、景色もグレイ一色でつまらないし、退屈のあまりウトウトしてるうちに、目的地のゴルムドへ無事到着です、街に降りたったらボーゼン。メインストリート4車線ほどの広い道幅で長さ50メートル位?車は全然走っておらず、日も暮れようしているのか人影もまばら。めちゃさみしー(T▽T;)

今にも雪降るかと...とにかく寒いので早く暖かいお宿へいきたくて、やはり一軒宿、これって僻地の証。すぐ近くの安宿へ徒歩でチェックイン、平屋の何やら掘っ立て小屋チックな建物だけど、中は暖房があって暖かいので没問題。そしてそこにはやはりどこにでもいる日本人が複数...。

はてさて、こんな地の果てのような場所にしては数が多すぎる、早速リサーチすると皆足止めを食ってるそうです、ゴルムドは新疆方面からとラサ方面からと西寧方面からの中継地点、の割には栄えてない...(^o^;) けど一応交通の要衝地なのですわ。ただ、便が毎日は没有、タイムテーブルも没有、天候次第とお客が満員になると出発するというアバウトさ。

先客はもう3日も待ってるそうです、げげげ、わたしも覚悟しなくては~(汗。しかし、ほんとに何もない町ですよ、え、街といえるのか?外国人が泊まる宿が一軒と中国人用のがあるのか?同じところかもしれない。そして食堂が1-2軒、メニューワンパターン。建物も数軒あるのみ、雑貨店もなかったはず、あったらあれこれ買いこむはず、外は寒いので食事以外は出たくないし、見るべき場所も没有、宿にこもるしかない、しっかりバス出発まで腰を据えてみますか>没办法。

そんなある日、ラサから到着したのはまたまた日本人二人組、話を聞くとネパール・カトマンズから一緒に旅してきたそうな。ラッキー♪ラサの情報ばかりか、キャトマンドゥーのことまで聞けるではないか!あれこれ話をすることに、どーせ暇だし。つくづく不思議に思ったのは、この人たちの間柄とか縁について。

顔見知りなんだけど、一緒に旅行してるわけでもなく、たまたま目的地が同じなので、一緒に行動しているだけ。そして、ずーっと何年もそれぞれが自由に放浪しているのですが、世界各地であまりにも何度もどこででも顔を合わせるので、合うと「やぁ、しばらく!どこ行ってたの?」と今は話をする間柄。

だけど相変わらず友人でもなく、また自分の目的地に行くときは、「じゃぁ!」とあっさり、右と左にグッバイマイラブ♪じゃないけど(汗、お互いの本名もどこに住んでるかも一切言わない、不思議なご縁の人びとでした。でも親しい(変。

ご飯を皆で食堂に食べに行って、おかず数品とスープ、ご飯を分けて皆で食べるといろいろ食べれて便利。そんな彼らにしみじみと「中国はご飯が食べれていいねー、中国は食事が美味しいねー」と聞かされ、「え?インドネパールってまずいの?」と思ったり、「一体どこうろついてたんだろー?」と不安にかられたりしながら、3日経った!

毎日のバス待ちをする間、こんな寒くて、何もすることもない場所では、一体何をして過ごしていたのでしょうか、疑問が沸きませんか?それは、話をするか、あれですよ!あれ!そう、誰かがトランプを持っていたのでみなで大貧民(大富豪)やドボンに興じたのです!


それまでの旅先で、こんな何もないつまらん場所はなかったし、時間も無駄に費やした感も有り、が、ここで過ごした時間はめちゃ愉快でした~!!! どぼんて楽しいね、最高! つづく


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