Добрый вечер(∩´∀`)∩

フィギュアスケートもシーズンに入って、TVでも毎週のように放送するようになりました。ワクワクが止まりませんwww

昨日も「グランプリシリーズ・中国大会」が行われました。日本の選手はもちろん、個人的にはロシアの新星ユリア・リプニツカヤちゃんのシニアデビュー戦ということで、超楽しみにしてましたw





ユリア・リプニツカヤ
(Юлия Вячеславовна Липницкая)

1998年6月5日生まれ(14歳)
身長151cm
ロシア・エカテリンブルク生まれ
コーチ:エテリ・トゥトベリゼ
振付師:ニコライ・モロゾフ

4歳でフィギュアスケートを始める。2009年にモスクワへ引っ越し、現コーチの元でトレーニングを行う。2011年ジュニアグランプリファイナル優勝。2012年世界ジュニアフィギュアスケート優勝。

今季SP:ハチャトゥリアン「ガイーヌ」/FS:チャイコフスキー「くるみ割り人形」

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ロシアの女子シングルは、レオノワ(21)につづき、トゥクタミシェワ(15)ソトニコワ(16)そしてリプニツカヤ(14)といった若手がどんどん出てきているので目が離せませんw

ソチ五輪には誰が出るのかなー。気になる!!

さて、この中国大会がシニア・デビュー戦となったユリア・リプニツカヤ。結果はSP1位、FS2位、総合2位でした。デビュー戦としては上々ではないかと思うのですが、本人は悔しさをにじませているようです。


ロシアの「スポーツ・エクスプレス」紙にエレーナ・ヴァイツェホフスカヤ記者によるインタビュー記事が出ていたので訳してみます☆彡





ユリア・リプニツカヤ:「2回転は跳べない」

14歳のジュニア・チャンピオンのシニア「グランプリシリーズ」デビュー戦は第2位という結果で幕を閉じた。二度の世界チャンピオンに輝いた浅田真央を、ユリア・リプニツカヤは4点下回った。にもかかわらず、彼女は自分の演技に全く満足してはいない。それはユリアの顔を見ればよくわかるのであるが、私はあえて質問した。





-調子が狂ってしまったのですか?


-もちろんです。




-何が起こったのでしょう?


-ただ突然、なぜか足が震えたんです。こんなことは生まれて初めてです・・・




-まさかあなたにも緊張というものがあったなんて。




-そうですね、私はロボットではないですし。練習では全て順調でした。リンクに出るときもそうです。でも音楽が流れたとき、いつもと違うのを感じたんです。加速もジャンプもです。厳密には最初の2つのコンビネーションジャンプがうまく行かなかっただけなんですけど、残りのジャンプも私はいつもとは何だか違う跳び方でした。ただプログラムを最後まで行うように努めました。




-まさかミスがこれほどあなたの調子を狂わせるだなんて?


-そういうわけじゃないんです。もし私がトレーニングで突然ジャンプを失敗し始めたら、私はすぐにとても気分が乗らなくなって、トレーニングを最後まで行うのに大変な努力を要します。でも大会を放り出すわけにはいかないでしょう?




-これもまた経験ですね。


-はい、とても良い経験です。






-浅田真央選手はあなたの直前に滑りましたね。彼女が滑るのを少しでも見ましたか?

-いいえ。私は自分が出場するときはいつも誰も見ません。




-自分がリンクに出るのを待つのは辛いですか?


-むしろ慣れました。私は出場するほとんど全ての大会で最後に滑るので。




-怪我をした足はどうでしたか?


-気になりませんでした。




-エテリ・トゥトベリゼコーチは大会が始まる前に、あなたにとってのシーズンは靴の問題で始まったと言いました。それはどういう影響があったのですか?

-今年、私の靴は特別注文で作ってもらいました。曲がるけれども折れない素材で作るようにお願いしました。新しい靴はとても固い仕上がりでした。座ることも、立ち上がることもできません。靴が少しでも曲がらないように、私はそれをあまり長い間は履いていられませんでした。それに私は子供の頃から靴のひもをとても固く締める習慣がありました。そうしないと私は滑ることができないのです。最終的にはそれでも靴を何とかすることができたのですが、たぶん慣らす過程で足をひどく擦りむいてしまったんです。それで片方の足が痛むようになってしまいました。それに飛行機の中で足がとてもしびれてしまいました。初めてそれに気づいたのはジュニア大会でポーランドに行く時でした。どうも1時間半程度なら何ともないようなのですが、スケーティングのときに片足が靴に入らないことが突然わかったんです。靴ひもを締め直さなければなりませんでした。シーズンの最後に私は初めて遠くへ、タイへ行きました。数時間の飛行のうちに足がひどく腫れてしまって、見るのが怖いほどでした。同じことが上海へ来るときにも起こりました。




-あなたは今までに中国で演技したことがありますか?


-いいえ。




-環境に慣れるかどうか心配でしたか?


-そういう心配はしたことがありません。時差がどんなにあってもいつもよく眠れます。




-初めてのシニア・グランプリシリーズからあなたが得た主な経験は何ですか?


-要素を失敗した後でも滑る能力を持たなければならない、ということです。

-ミスに対する評価があまりにも厳しいと思うのですが。コンビネーションの2つ目のジャンプが2回転になったとしても、これほど気に病む理由にはならないでしょう。

-実は私は2回転ジャンプを飛ぶことが絶対にできないのです。エテリ・トゥトベリゼコーチのもとでトレーニングをするようになって、私たちはすぐに3回転ジャンプを学び始めました。でも2回転ジャンプは、私は以前にそれを跳んでいたのですが、やっぱり嫌いなままなんです。私がそれを跳ぶといつもすごく「バラライカ」になっちゃうんです。




-それはどういうことですか?

-片方の膝がすごく曲がって、跳ね上がる感じになるんです。今まで私が3-2-2のコンビネーションジャンプを跳ぶときそういうことがありました。2回転ジャンプで片足がどこかへ行っちゃったり、他にも何かがあります。




-あなたがSPで首位に立ったとき、優勝できるかもと考えましたか?


-私は一度もそう思ったことがありません。優勝する気でいて、全てが台無しになってしまったら?もし上手く滑れたら、良い順位になるという事だけを考えるようにしています。




-では、改めましてシニア・デビュー戦おめでとうございます。きっと構成点も「シニア」になるときが、「なるべく早く」来るよう待ちわびているのでは?




-「なるべく早く」来るためには、違った滑り方をしないと。もし今日みたいな滑りであれば、構成点はすぐには伸びて行かないと思いますから・・・


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インタビューを読んで、自分のことをすごく客観的に見られる娘だと思った。私はこれまで彼女の噂は聞いていたけれど、地上波で彼女の演技を見たことがなく、今回初めて見ることができたわけですが・・・その柔軟性といい、動きといい、これはまたすごい娘が出てきたなあ・・・と驚きました(゚д゚)

しかしFSの演技の後アナウンサーが「ニコリともせずに終わりました」って言ってたのが何かカチンときたw

ところで、総合優勝した真央選手の演技。本当に素晴らしかった。表現力にますます磨きがかかった感じだったなあ。ユリアと衣装の色も作曲家も同じだったけど、真央さんは貫禄ついてきたね。

男子はロシアのボロノフが良かった。意外とベテランのようだけど、あまり知らなかったからこれからチェックするとしようφ(*'д'* )メモメモ

今回は練習の時に中国とアメリカの選手がぶつかって、中国の選手が棄権する事態になってしまったから、選手の演技にもかなり影響が出ただろうなあ・・・リッポンも独特なジャンプを持っているし、次は万全の演技を見たいところ。

再びモロゾフコーチと組んだ高橋選手の演技も気になる。これについてはロシアの媒体でも記事になっていたから、そのうち訳そうと思う。


今週末はロシア大会!

気になる選手いっぱい!見逃せないぞ☆彡