先日次女が修学旅行で東京へ行ってきました。
その前日です、リベリアに滞在していた男性が羽田空港で発熱を検知、隔離されたというニュースがあったのは。
もしその男性が陽性でエボラ出血熱のキャリアだったとしたら、飛行機に同乗した人、さらにその人々と接触した人が回り巡って運悪くうちの次女に接触しないとも限らない。
ちゃんと手を洗えよ、咳をしている人に近づくな、無事に帰って来いよ
と送り出しましたら、次女は神妙な顔をして出かけていきました。
でも想像するにですよ、もし罹患の疑いが掛けられたら、隔離されるでしょうね。
面会も出来ないかもしれません。
小学生だし体力もないから治療の甲斐無く死ぬかもしれません。
それでも遺体にすら会わせてくれないかもしれません。
そう考えた時――、
西アフリカの民度の低い人が凶悪な病原体の脅威も知らず
エボラ出血熱に感染して死亡した遺体をベタベタ触るから一向にエボラ出血熱は終息しないんだ。
良い迷惑だ!
などと思っていた自分を恥ずかしく思いました。
でも身内に感染者が出た時は万涙を振るって見限るしかないでしょう。
文明人たる者、その覚悟が必要です。
まぁ隔離された男性は陰性で、次女も無事帰ってきたので安堵しました。
ある人が言っていました。1918年のスペイン風邪は第一次世界大戦を終結させたほどの猛威をふるい、日本においては
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1918年(大正7年)の11月に全国的な流行となった。 1921年7月までの3年間で、人口の約半数(2,380万人)が罹患し、 38万8,727人が死亡したと報告されている。(http://influenza.elan.ne.jp/basic/spain.php
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という大きな犠牲を生みましたが、それでも致死率61%だ。
治療法が確立されていないエボラ出血熱の致死率は80%でその上を行く。
これはペスト級の凶悪さだ。
と。
くわばらくわばら、どうか感染が拡大せず、日本にも入り込みませんように!