週末に すみだ北斎美術館(http://hokusai-museum.jp/に行ってきました。

 

外壁は鏡面アルミパネルの近未来的な建物で、設計は建築家・妹島和世氏。

スリットが印象的。

緑町公園内にあり、手前のブランコが一緒に写ります。

 

小規模美術館で、建物を容易にぐるりと一周することができます。

1Fでチケットを購入して、エレベーターで4Fに上がり、常設展、企画展、と観ていくようになっています。

常設展は、ほとんどが撮影OK!

北斎の肉筆画、版画、摺物、版本が並んでいて、高揚します。

北斎の生涯を辿りながら、代表作をじっくり鑑賞しました。

 

 

 

錦絵ができるまでの解説や再現された北斎のアトリエも大きな見どころ。

北斎は、散らかった部屋で衣服にも構わず……描くこと以外に無頓着だったのは、それほどまでに、描くことに集中していたからでしょうか。

 

一番の注目は、幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」。

海外に渡り、約100年間、所在がわからなかった絵巻が再発見され、生誕地によく戻ってきたものです。長さ7mの絵巻は肉筆画で、舟に乗って吉原へ~の両岸の景色には、ユリカモメもいます。描かれたのは1805年。

講座室で、解説の映像も観て、理解が深まりました。

 

北斎がいた頃の江戸は 遠いような近いような。

 

余韻を楽しみながらコーヒーを…と思ったのですが、北斎美術館内にカフェは、なし。