今年の大型連休は遠出できたのが後半2日間だけでした。


かねてより行きたかった犬山城(愛知県犬山市)へ。



新緑の向こうに見えるお城の美しいこと!

入場券を購入してから、お城に入るまで45分待ちでした。


木曽川のほとり、小高い山の上に建つ犬山城の築城は1537年、室町時代。

織田信長の叔父、織田信康により始まった犬山城は、のちに織田信長が攻略し、信長の四男・勝長が城主となり、「小牧・長久手の戦い」を機に、豊臣秀吉が入城、秀吉の死後は「関ヶ原の戦い」の前哨戦で東軍に占拠され、1617年に徳川家康の重臣 成瀬正成が拝領。このとき天守に改良が加えられ、現在の姿になったといわれています。


明治6年に天守以外は一部取り壊しになり、明治24年・1891年の濃尾大地震で天守は半壊。マグニチュード8.4の大地震でした。修理を条件に愛知県から成瀬家に譲与され、多くの人々の支援により修復されました。


昭和10年、天守は国宝に指定されます。

天守は国宝四城(犬山城、松本城、彦根城、姫路城)の中で最も古いとされていて、かつて、信長、秀吉、家康が奪い合ったという天下の名城、天守が今もあるのは、修復を願った多くの人々のおかげなんですね。


そうそう、犬山城は平成16年に財団法人犬山城白帝文庫の所有となるまで、全国唯一の個人所有の城だった……って、凄い!




急な階段を上がり、天守最上階に出ました。

手摺が低いので、風に体を持っていかれそうです。


ツインブリッジ犬山橋側


江戸時代には、中山道と名古屋道に通じ、木曽川による交易の要衝だった犬山城。




夕暮れ富士の異名を持つ伊木山とライン大橋。

対岸は岐阜県。




興味深い史料がいろいろあります。



天守は外から見ると三重、中は四階、地下二階の構造。


天守を支える石垣。


混んでいてアタフタという感じでしたが、天守に上れて満足です。




暑い日でした~。抹茶ソフトでクールダウン。


城とまちミュージアムで 城下町の全体像を見ることができます。




城下町は古い建物が残っていて、風情がありました。




犬山 森のマルシェ

コンテナの上のウッドデッキから城下町らしい町並みを眺めることができます。





電線地中化は素晴らしい。景観がスッキリしています。





旧磯部家住宅など見どころが多く、また、飲食のお店が多い楽しい通りですね。


岐阜側から 美しい犬山城をもう一度見ることができました。


まさに、後堅固の城。