サイエンスカフェにいがたに参加してきました。


今回のゲストは、新潟県立新潟翠江高校教諭の土屋英夫さんです。ペーパークラフトの本『精密立体 ペーパーバイオロジー』(土屋英夫著/飛鳥新社)の出版を新聞で知っていたので、作品を見れるのではと、楽しみに行ったところ、会場のジュンク堂書店新潟店 地下1階のカフェスペースには、期待以上に多くのペーパークラフト作品や骨格標本などが並べてあり、その精密な素晴らしさ、美しさに、感激!ロバート・フックが細胞を発見したときに使用していた顕微鏡もペーパークラフトで、驚きました!


土屋さんがペーパークラフトを作り始めたのは、生物の授業に関心を持ってもらおうと考えたからだそうです。これらのペーパークラフトは、「教材」なんですね。とらえにくい気象現象や神経での興奮伝導のしくみのペーパーモデルなども興味深く、「切る!折る!貼る!学ぶ!机上の生物学」のお話に、ぎゅっと引きこまれました。


Crescent Diary (クレッセント ダイアリー)


ユーモラスな6本足のペーパークラフトは、ウイルスであるバクテリオファージ。

こんなふうに立体に作ったら、顕微鏡写真で見るより、構造がよくわかりますし、記憶に強く刻まれます。

バクテリオファージは生徒も作ったなんて、いいですねぇ。なんだか、羨ましいですよ。

写真撮影OK!とのことで、一部を遠慮なく撮影させていただきました。


Crescent Diary (クレッセント ダイアリー)

こちらは、5億4000万年前の古代生物。

左から オパビニア、ピカイア、アノマロカリス、ハルキゲニア。

Crescent Diary (クレッセント ダイアリー)

こちらは、ショウジョウバエの変異体。

ガラスのふたつき標本箱に納められており、標本針でとめられているので、ペーパークラフトとは思えないリアルさです。


休憩をはさんで、後半は、生物多様性と食物連鎖を学べるサイエンスカード「ばいおーむ」新潟平野版で4~5人ずつグループになり、ゲームを楽しみました。

なんと!新潟翠江高校の生徒が作ったカードで、写真もよく出来ています。

Crescent Diary (クレッセント ダイアリー)

お土産のDNA模型の型紙には、親切丁寧な作り方がついていました。ラブラブ

生物の世界にふれた楽しいひとときをありがとうございました。


うお座土屋英夫さんのペーパークラフトや模型、骨格標本のHP

SOIL-SHOP生物教材製作所 http://www.k4.dion.ne.jp/~soilshop/


サーチサイエンスカフェにいがた http://www.ecosci.jp/n-cafe/