きみに読む物語 スタンダード・エディション [DVD]/ライアン・ゴズリング,レイチェル・マクアダムス,ジェームズ・ガーナー
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 2004年のアメリカ映画です。ニコラス・スパークスが原作で、原題は『THE NOTEBOOK』。原作は泣けました。


 ある老人ホームで、ある男性が、ある女性に毎日お話を聞かせます。女性は、「それからどうなったの?」と続きを楽しみにします。物語は、戦前戦後を生きた若いアリーとノアという男女の波乱にとんだ恋愛の話です。お金持ちのお嬢様のアリーと、田舎の青年ノアは、アリーが避暑に来た町で出会い、ひと夏の恋に身を焦がします。しかし、彼らは別れ別れになりそれぞれの道を進みます。再会は思いがけない形で訪れました。若い二人を演じるのが、ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムズです。そして、老人ホームの二人を演じるのが、ジェームズ・ガーナーとジーナ・ローランズ。


 この映画の監督はニック・カサヴェテス。ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズの息子です。若いふたりの恋物語も良いけれど、この年になるとまわりのすべてを蹴散らす情熱の恋と言われてもねえ(苦笑)。それよりずっと素敵だったのは、ジェームズ・ガーナーとジーナ・ローランズです。勿論、ふたりともとっくの昔にご老人です。それでも、とにかく素敵なのです。何が素敵かって、それを言うとネタバレになるので言えないのが辛いです。この映画は、この二人を見る映画だと思いますし、息子のニックも母親に捧げた映画なのではないでしょうか。


 あと、ノアの父親を演じるサム・シェパード!彼も年を取りましたが、今でも格好良いです。ダンスシーンなんて、『ライトスタッフ』を思い出して、胸がキュンとしました。


 要するに、自分の好きなジェームズ・ガーナーとサム・シェパードばかりを褒めているわけですが、この人たち本当に良いんです!


 ニコラス・スパークスは、純愛小説に定評がある人です。この人の作品には何度も泣かされました。まあ俗っぽいと言ってしまえばそれまでですが、必ずしも男女間ではなくても、強い愛の絆の物語というのは、いつの時代も人々の涙腺を誘うものです。



きみに読む物語 (ソフトバンク文庫)/ニコラス・スパークス
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