生後3ヶ月すぐでマニラに引っ越してきた妹ちゃんも、はや7ヶ月になりました。
この4ヶ月で乳幼児健診(6ヶ月)も各種予防接種も難なくこなしてきた、デカくて健康な妹ちゃん。
さて、次はまた予防接種。
BCG(BGC ではない)をやらねばなりません。
いつも予防接種を受けている旦那の会社のクリニックに予約しようとすると...
「BCG はここではできません」
とのこと。
では...と、風邪ひいたときに行ったSt Luke's へ聞いてみると...
「日本人会診療所へ行ってください」
えーSt Luke's でもできないの...
存在は知ってたけど、家から遠いし(車で約40分)、お金払って会員にならなきゃいけない、とも聞いていたので、これまで行ったことがなかった日本人会診療所。
でも、他に選択肢がないなら仕方ない。
行くしかないでしょ。
◆マニラ日本人会診療所
住所 : Trident Tower (22,23F),312 Senator Gil Puyat Ave, Salcedo Village, Makati City
診療所は23階でした。
予防接種なので、まずは事前に電話で予約しました
(電話番号は上記サイトご確認ください)
小児科は毎週水・金のみ。
今回は金曜日に行ってみました。
12:45くらいに行くと...
が、写真のように受付時間は13:30からとありますが、13:00くらいから整理券配布。
13:15くらいから中にいれてくれました。
さて、受付など終わって遂にBCG の接種、ですが...。
お医者さんが出してきたのは、日本ではお馴染みのハンコみたいな注射ではなく、普通の針が一本の注射。
そして、これまた日本ではお馴染みの腕にではなくて、お尻にブスっと
妹ちゃん、もちろん号泣
しかしさすが、「女は笑顔と度胸」の妹ちゃん、すぐに泣き止んで看護師さんに微笑みかけていました
今回支払った金額は2450ペソ。
日本円で5500円くらい。
内訳は、ワクチン自体は1100ペソ、あとは非会員のため1000ペソ、小児科医による接種のためprofessional fee で350ペソ、でした。
※費用は変更されることがあるので、直接日本人会へご確認ください
思ったほど高くなくてよかった
あ、ちなみにクレジットカードは使えないようです。
現金か小切手のみと注意書きがありました。
しかし、ここで気になるのは、なぜハンコ注射じゃないのか??ということ。
インターネットで調べてみました。
海外邦人医療基金という団体のサイト(➡︎http://www.jomf.or.jp/report/kaigai/16/010.htm)によると、あのハンコ注射は管針法といって日本だけらしい
日本以外は、今日妹ちゃんが打たれた普通の注射針での接種らしいです。
さらに厚生労働省のサイトでは(➡︎http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/bcg/)日本でBCG 予防接種を腕にするのは、薬事法で決められているから、とのこと。
理由は「肩だとケロイドを生じやすいから」と書いてあるのですが、じゃあお尻はどうなの?とかいう疑問の答えは書いてない
そして、これ以上の答えが載っている&信頼性ありそうなサイトは、私には発見できませんでした
ハンコ注射と普通の注射だと何が違うのか?
なぜ日本だけあのハンコなのか?
なぜ日本は腕に打たないといけないのか?
これらの疑問は解決しないままでした...
しかし、そうなると妹ちゃんはあの日本人の証みたいなBCG の跡が腕にないままになるってことですね。
いいことのような、少し淋しいことのような...。
まぁあんなの誰も気にしないか。
あ、最後にひとつ。
日本人会診療所、ってことでお医者さんはみんな日本人かと思い込んでいたのですが、今日はフィリピン人のお医者さんでした。
ぜ〜んぶ英語。
重要なポイント(BCG の注射痕の今後の経過についての注意点とか)では通訳してくださる方はいましたが。
むしろ日本人のお医者さん、1人くらいしかいないようです。
受付とか案内とかも50%日本語、50%英語って感じ。
英語苦手な私のような方は、完全に日本語だと思い込んでいくと、病で弱った体にさらにダメージ受けるのでご注意ください